普段全然聴かない系の音楽を沢山聴きました。飛行機の中で。
というのもミュージシャンの伝記的映画を3つ観たからです。
本日は『名もなき者/a complete unknown』というボブ・ディランの若かりし頃のお話。
。
ボブ・ディランに関しては名前を聞いたことがあるくらいで、そもそもこんな風に思いを詩にして、そこにメロディーをつけて、いくつかのアコード(和音)の移動で素朴に歌う世界があるとは正直ほぼ知りませんでした。
この映画の中でボブ・ディランは独特すぎる不思議な感じの人に描かれているのですが、観ながら思うわけですよ。命式どんなだろう?と。
でも飛行機の中でネットに繋げないので命式が見れない。
なので飛行機が着陸してネットに繋がった瞬間にすることが、爆速で生年月日を調べて命式を出すこと(笑)
はい、どん!
は~なるほど。
あの全く周りを気にすることのない、それでいて『我が道を突き進む』折れない頑強さというわけでもない『ナンダコレ?』感の正体は天馳星×2だったのですね。
二柱異常干支というのも相俟ってそりゃ濃いわ。
天馳星は天才の星とも言われます。
それは後先前後左右上下関係常識全てを無視してその瞬間に100%自分を炸裂することが得意だから。
もちろんどんな命式の人も生まれて最初はそうですよね。しかし人間社会で生きるうちに、そういったものを身につけておいた方がどうも生きやすいらしい、その方が賢いのだろうとぼちぼち身につけていくことになります。
そんな中、そういったものに疎くなりがちなのが天馳星。
だからこそ余計なことを考えず、持って生まれたものを瞬間に全出しできる。
後先前後左右上下関係常識全てを無視して。
でも。
よく思うのは、全出しと言っても持って生まれた才能というものがあったりなかったり。
彼の場合はそれがあった。才能のある方向へ自分で歩いて行って、実際に行動し、場を与えられ、そして後先前後左右上下関係常識全てを無視してその瞬間に100%自分を炸裂させた。させまくった。忖度なんて一切しない。
それが大当たりした。
難しいと思う。
天馳星を持って生きるのは難しいところがある。
何らかの才能があり、ピッタリの道に進み、いやその前にそちらの方向に進みたいと自分で思い、進まなくちゃいけない。その上での才能炸裂で初めて意味を成す。
でも才能が特にない場合や、特にやりたいことがない場合。
人間社会で生きるためには、ある程度一般常識や周りの顔色・時流を窺ってそこに合わせる術を身につけなければならない。
そこで人並みになるのに天馳星は苦労を伴う。
(もちろん他にどんな星を持っているかによっても大きく変わってきます)
そのまま単に『ありのまま』だけの人でいるならば、非常識になりかねない。
十分でしょ
天馳星×2ともなればその苦労は如何ほどであろうか。
その意味で彼は本当に良かったね、としみじみ思うのです。
ところでボブ・ディランを演じたのはティモシー・シャラメ。
彼は観るたびに思いますが、まだまだ伸びしろが凄いね。極端に男前でもなく、極端にスタイルが良かったり抜きん出た見た目ではないところもプラスに働き、何にでも化けられる。
彼を思う時、どーんと大きな白紙が出てくる。今までの彼の露出、つまり色のついたところなんてその1000分の1くらい。その白紙にまっだまだ色んな色を付けて世界を広げていける役者。
そう、彼には巨大な広さがある。果てしなくスケールが大きい。
命式を見てなるほど、と思う。
。
他に天馳星×2の人は


などいらっしゃいます。
超個性の人、いいですよね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
これは先日まで鑑定をしていたホテル阪急インターナショナルの受付。美しい。それだけでなく百合の芳香がすごいのです。
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