これウィーンの青信号。可愛いですよね。
本日もまた爽快な青空が広がっておりまして、やはり外に出ていきました。
ちょうどウィーン国立歌劇場の前を歩いていた時、広場でチケット売りの おっさん おじさんに声を掛けられましてね。
堂々たる国立歌劇場
おじさん、以下『お』
お:今晩の演目はヴェルディの『リゴレット』だよ!明日の『ヘンゼルとグレーテル』もチケットあるよ!
私:はぁ?リゴレットは随分前に売り切れてたわよ
お:それが!僕らのところでは特別にチケットが買えちゃうんだなあ♪
私:(ホンマかよ)どこの席なん?
お:真ん中の席と上のサイドの席、60ユーロだよ!
私:(いやいや、なんでそんなランク差ある席が両方60やねん、大体そんな安いわけないやん)いや、ええわ。ちょっと考える(ことにしとこう)。
この時の私の顔(※)
お:ほな、Kammermusik(室内楽)のコンサートは?明日のチケットあるよ!ウィーンフィルのメンバーだよ!
私:(ほな、ってなんやねん!?)
いやいや待てや。
あのな、ウィーンフィルは明日、明後日、その次と3日連続Wiener Konzerthaus でベートーベンの第九演奏するんやわ。その前にKammermusikのコンサートするってか?
んなわけあるかいな。
それ二軍のメンバーかなんかか?
注:おっさんが怪しいので私も大分ぞんざいな話し方をしている
お:・・・・・・・。
(黙って逃げる)
逃げたよ(笑)
相手が悪かったねえ。
後で歌劇場の外廊を歩いていたら
電光掲示板に
当歌劇のチケットは必ず当サイトもしくは当建物のチケット売り場でのみお買い求めください!詐欺が横行しています!
みたいな情報が流れていました。
でしょうねえ。
あんなところにもダフ屋っているものなのですね。
あれ何も分からない人は結構騙されるんじゃないかな。
騙されてチケット買ったら、一体誰の演奏を聴かされるのだ?
もしくは指定会場に行っても誰も来ないとか?
そんなわけで皆様、ウィーンの国立歌劇場でオペラを観る時は正規の窓口でチケットを購入なさいますよう、ご用心くださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
(※)この絵の全体像はこちら。
斬首くらい朝飯前なユディットと、スケベ心を出してまんまと首を切られたホロフェルネス by Simon Vouet (Leopold Museum)
注:もちろん彼女が斬首しています
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