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ベルリン、ケーテ・コルヴィッツ美術館(2)彼女には調舒星がない。

 

この記事の続きです。

ベルリン、ケーテ・コルヴィッツ美術館(1)
母親をしている私ももちろん私なのであり、私個人・単体から切り離せないし 切り離したいとも思わないし一緒でいいのだけれど、このブログに向かう時は 子供と繋がる以前の私個人からの継続である私単体でありたいのだと思う。純粋に。 ちょっと前からベル...

 

今回の展示はケーテ・コルヴィッツの作品の中でも『 母子 』をテーマにしたものでした。

なのでこんな感じでほのぼのした光景の作品もありました。

『 母と少年 』

 

『 パン!』

 

でもやはり彼女の作品テーマは「 世の中にはこんなに困ってる人がいるんだよ!何とかしようよ!」がメインなので

クリスマスを題材にしたものもこう。

『 クリスマス 』

もの凄い画力だよね。このお母さんの気持ちをこの絵だけでよくここまで伝えられたものだと思う。

 

そして有名どころの6部作である『 機織り職人たちの反乱 』

1、困窮

2、死

3、謀議

4、機織り職人たちの行進

5、ゲートを急襲

6、終焉

ね?もうこの6作品だけで壮大なオペラのようだよね。交響曲のようでもある。

他には有名な五部作、ドイツ農民戦争を題材にした作品群もありました。

でも何となく恐れ多くて写真が撮れなかった。撮って来ればよかったなぁ・・・。

 

で、このケーテ・コルヴィッツさん

私が好きになる作品や演奏の表現者は調舒星(傷官)持ちと決まっているのですが、彼女にはない!ないの。

鳳閣星(食神)もない。天干に丁が2つありますけれど。

己の人だから一般市民に馴染む気質があり、その目線で世界を捉える人。

特徴はやはり極星も主星も偏印=龍高星で、それが3つもある。

ということは駄目なものは破壊してどんどん改革し新しき善きものを作って行こうよ!という意識が強い。

そこに壮年期天南星(冠帯)だから、長い物に巻かれてる場合じゃないだろ!という社会に対する反骨精神が伴う。

そんな意識で庶民のために奔走し、時には損な役回りも頼まれてもいないのに引き受けてしまう。

まあ社会情勢もありますが、そんなだったので作品は絶賛されつつもナチスに迫害され

次男は戦死、夫も先に亡くなり、孫も戦死と波乱万丈な人生だったようです。

 

でも今回初めて観に行ってあまりに良かったのでその後いろいろ調べ、彼女についての知識も身についたので

またベルリンに行ったら必ず訪問しようと思っています。

何がいいってね、誰もいないの!

有名どころの美術館ってやたら人が多いじゃないですか。でもここは完全貸し切り状態でしたよ。

だから静かに観れて大満足だったのです。

Käthe Kollwitz Museum Berlin

 

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余談:

韓国にウ・ドファンさんという結構特徴のあるお顔の、いい俳優さんがいるのですが

この人の命式がケーテ・コルヴィッツと月柱・日柱同じ。

ということは天中殺グループも初旬も同じで、生月中殺も同じ。

彼も陽占に食神・調舒どちらも出てこないのですが、良い演技をされるんですよね。

まあだから何だって話なのですが、似てるので記録として。

 

コメント

  1. いつも素晴らしい絵と記事をありがとうございます。
    日本から、拝見しています。

    • こちらこそ、お越しいただきありがとうございます。

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