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常に自分 / ウエストワールド(1)

 

年末にすごいドラマを観たんですよ。

 

ウエストワールド というアメリカのTVドラマなんですが

 

 

主人公が4人いる感じの不思議なドラマで、出演者は

 

アンソニー・ホプキンス

 

不気味さにおいて右に出る者はいない

 

 

エド・ハリス

 

シワッシワなのに超かっこいい

 

がメインと、ありえないくらいゴージャスなんですが

プロット自体は AIが意志を持ち始めて人間に反逆する というよくあるもの。

 

メチャクチャ精巧にできて人間にしか見えない人造人間が多く投入された西部劇の舞台風テーマパークが舞台。

 

そこでは人間は人造人間相手に何をしてもいい。

泥棒も、女性を襲うことも、殺人も、何をしてもOK。

しかも人造人間は筋書き通りに動くだけ且つ人間を絶対傷つけないようにプログラムされている、という設定のお話。

 

しかも 話の展開がかなり地味

 

な ん で す が ね

 

( 以下ネタバレ含みますのでまっさらの状態でご覧になりたい方はここでストップして下さいね。

 

 

最後の方はもう、私がここ数年考えてることとモロ被りの話になってきて

何よりも大切に心がけていてここ数年部屋のよく見えるところに張り紙にしてた言葉とか

この世界の仕組みについてとか、セリフの一つ一つがバーンと津波のように次から次へ押し寄せてくる感じで

最終回なんて鳥肌立ちっぱなしだったんですよ。

 

 

例えばね、こんな感じ。( 灰色の文字は私の解釈 )

 

 他人にプログラムされてその通りに行動する偽物ではなく
 本物でなければいけない
( 本物の自分であれ )
 プログラムしてる存在は創造者のふりをしてるだけで、実際はそんな立派なもんじゃない
 ( 自分以外の誰かに植え付けられた観念なんて、実際は思ったほど上等なものではない )
自分以外の誰かにプログラミングされた通りに
朝目覚めて色々あって最後は撃たれて死ぬ → 修理される → また 朝目覚めて色々あって最後は打たれて死ぬ → 以下ループ
という偽ものの世界ではなく
その外の世界
いわゆる創造者側の世界に出るのだ
( 一生で何度も同じ経験を繰り返さずにはいられないことの比喩とも、輪廻を表すとも捉えられる )

 

 

主人公であるAIの一人、ドロレスさん

 

一体誰の声を聞くべきなのか

探し物は見つかったか?

この何度もループする世界を出るために “ 何になるべき ” なのか分かったか?

探し回っていた迷路の出口は実は自分の中にあった

意識への旅は上へ向かうのではない、自分の内側に向かうのだ

ピラミッド型じゃない、迷路なんだ

選択をするたびに中心に近づく、角にぶつかる、それでも進むんだ

( 明日に続く ヒヨコ )

 

 

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