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悠久の流れという次元から自分を感じ取る時

 

Heinersdorffのコンサートシリーズというのが我が街デュッセルドルフにありましてね。

以前コンサートに行ったらそれ以降シーズンごとにこういうパンフレットが送られてくるようになりました。普段は全く読まずに食べ・・(違う、ヤギじゃない)捨てるのですが、今回は私の好きなピアニスト、Jan Lischiecki /ヤン・リシエツキ氏が表紙なので何となく中を見てみました。

 

表紙だけじゃなくて今回のメインインタビューもこの方。

殆どの夢はとても自然な形で叶ったよ。

 

私もこんなこと言ってみたいですっ!!

 

この記事の中で、彼は今の生活を切望して我武者羅に努力して実現したわけではない、自然に向こうから流れて来るチャンスを捕まえて、そのチャンスは全力で生かし切るようにしただけだといっています。

こういう世界は普通は小さい頃からスパルタ教育ママ・パパなんかが無理やりピアノの前に子供を座らせて、毎日何時間も練習・・・その結果!というのが多いです。でも彼はそうじゃない。これは以前のインタビューでも言っていました。

だから人生何回目なの?
このインタビューで確信しましたよ私は。 彼はこの人生のためにいくつもの人生をかけて下積みし準備し、万全の状態で『 今回が本番!』で生まれてきてるわ。 そしてやっぱりみんな人生3部作5部作とか1回で完結編じゃないから、色々上手く行かなくても全然焦ることはないよ。

 

でもインタビュー以前に、予備知識皆無で初めてこの人の演奏を聴いた時に音で分かったのですよね。彼はこの人生を最初からこういう軌道に乗せてスタートさせるために、それ以前の数限りない人生で全部何もかも準備してきた人だと。なのでインタビューを以前に聞いた時『 ああ、やっぱりそう。思った通りだな。』と思ったのです。

 

その辺のことは当時このシリーズ記事で書いています:

Jan Lisiecki(ヤン・リシエツキ)氏 のピアノと「それ」に繋がる瞬間(1)
これが もう す げ か っ た 日本語も狂うくらい凄かったのですよ。 若干24歳なのにどこからどう見ても ( 聴いても ) トップクラスの演奏。

 

傍から見ると何もかも無茶苦茶ラッキーな人に見えるでしょう。

親に恵まれ、健常な白人男性としてカナダに生まれ、母国語は英語・ポーランド語・フランス語でスペイン語とロシア語も困らない程度にでき、世界を旅しながら超一流のプロモーターによりどこでも最高レベルのコンサートを企画してもらえる。アルバムはグラムフォンから。コンクールや音大なんて全部パスして10代から即スター街道に乗る。

そして彼がやっていることと言えば

常にいま・ここに集中して、自分のベストを尽くす

という、大抵誰でもがやっていること。でも競争の激しいクラシックのピアノの世界で、30にもならないのに既にトップスター。しかも実力が本当にある。

生まれつきの棚ぼたに見えるかも知れないけれど、棚ぼたじゃない。いくつもの人生をかけての下準備が彼の演奏からハッキリと分かったのです、初めて聴いた時にね。

 

ドイツ語ですがご興味ある方はインタビュー全文こちらにあります:

Jan Lisiecki im Interview - Heinersdorff Konzerte
Jan Lisiecki im Gespräch mit Anna-Kristina Laue über Ziele, Chancen und das richtige Gegengewicht im Leben als Künstler

 

そして私が崇拝する神、Grigory Sokolov/グリゴリー・ソコロフ氏もこのコンサートシリーズに名を連ねておられます。もちろん来年も我が街に降臨!

 

リシエツキ氏とは対照的に、彼の紹介文はというと

我々は何も知らないということを、私たち皆が知っている。少なくともこのコンサートシリーズでソコロフ氏が何を演奏するかということについては誰も知らない。しかし確実に言えるのは、彼が今まで何を演奏しようと会場全体を最高に熱狂させてきたということ。演奏中会場を大変暗くすることや(明かりはかなり抑えて暗い中で演奏されるのがお好き)何曲出て来るか分からないアンコール、そして完全に音楽自体が主役となるような彼の大変控えめな物腰(ニコニコ笑ったりべらべら喋ったりと余計なパフォーマンスが一切ない)がそのコンサートの比類なき雰囲気を作り上げるということ。なので来るコンサートのプログラムが何なのか全く未知であっても、全然OKなのです。

 

と一言で言うと

全然分からないけど全然いいよね!

という本当に分からない内容になっています(笑

 

この方はライブ演奏のみに全力集中なさるタイプで、インタビュー受けない、ラジオやテレビにも出ない(大昔のものはまあちょっとだけある)、ついでにCD録音も嫌いなのでアルバムが出る時はコンサートの録音のものが殆ど!

 

羨ましい・・・・羨まし過ぎる。

このレベルになってくると舞台上で一切ニコリともしなくとも、別に綺麗なおべべを着なくとも(いつも正装でいらっしゃるけれど)、余計なこと喋らなくても、インタビューなんて受けなくても、マスコミで宣伝しなくても、しょうもないCMとか出なくても自分の演奏だけ!本当に自分の出す音だけに集中して、音だけで勝負していれば人生が善き方向に回転していく。だから写真だっていつも数枚を使い回してばっかり(笑

ああああ・・・なんて羨ましいんでしょう。

これがまさに私が大昔実現したかった人生なのですよ。関係ないどうでもいいような活動であちこちから支えなくちゃ本当にしたい活動が進まないというよくあるパターンでなく、本物の中の本もの。

 

上のリシエツキ氏は今でももう演奏家として無茶苦茶すごいんだけど、まだ人間なのですよ存在が。人間。そしてまだまだ余白がものすごく大きくて、伸びしろの限界が全然見えない。彼が70歳くらいまでずーーーーっと演奏一本の生活を続けると存在が神化するのかも知れない。

 

でもソコロフ氏はなんかもうどう考えても人間じゃない何かなのですよね。というか神です。人間のフリしてこの世で活動なさってる生き神様。

もののけ姫だったかな、獅子神様が初めて登場するシーン。私が初めてYouTubeで彼の演奏を聴いた時まさにあんな感じでした。

 

 

こういう人たちの演奏を聴くとね、自分の生き方はこれでいいんだな、間違ってないなと気付くのです。

一体何で!?と思われるでしょう。でもそうなのです。たとえ自分が今やっていることが全然意味のない無駄なことに思えていても、何か間違ってるんじゃないかという気がしていても、その先に何かが続くようには到底思えなくとも、実はその全てが無駄ではなく全部必要で全部繋がっていたし繋がって行くと分かるのです。

 

無駄だ、ダメだと思ってしまうのは、この世&今世限定目線でしか見えないから。近視眼的にそれが利益を生むかとか、目に見える役に立つのかとかそんな物差しでしか見えなくなってるから。

でも彼らの演奏が絶好調でその演奏に直に触れられる幸運に恵まれる時、聴き手の自分は悠久の流れという全く別の次元に繋がって、そこからの目線で今の自分を感じ取ることができる。その時普段とは全く別の見方をすることになり、大きな流れの中で自分の立ち位置は間違ってないぞ、ということに気付くのです。そして自信が持てる。というよりもっと積極的に『 自信を持つ以外に何かある?』くらいの感じです。

 

それを知っているので、今自分の生き方に自信が持てない人、今までのことに後悔している人、間違いが怖くて進めない人にも大丈夫だと伝えたい。大雑把すぎる感じがするかも知れないけれど、本当にそれで大丈夫だから。何も無駄にはならない、全ては自分の想像を超えたもっと大きい目的に向かってちゃんと繋がって進んで行くから。全ては大切な栄養素で必要なことだから。今の自分に自信を持って大丈夫なのです。

 

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そういえば獅子神様に会ったみたいな畏敬の念に打たれた演奏。

ソコロフ氏が2018年にオーストリアのアイゼンシュタットというところで開かれたコンサートが丸ごとライブ録画でYouTubeに上がっていて、それが凄かったのです。そして

こんなすごいコンサートをYouTubeで丸ごと聴けるなんてすごい時代だなあ

と大層感謝しながら猛リピートし続けて聴いていたのですが、最近突然その動画が消されましてね。私はそれが大変残念ででもう聴けないかも知れない、それもこれもドイツから異常にアクセスする奴がいる(=私)と怪しまれて消されちゃったのか?などと思っていたのですが、分かった。

最近になってそのコンサートが丸々アルバムとして発売されてきました。

 

これです。

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これプログラムもハイドンとシューベルトで最高なのですが、アンコールがまた無茶苦茶良いのですよ。眩暈がするくらいいい。YouTubeでも試し聴きできます、お勧めです。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

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