心から好きで夢中になれるものに出会えた人はつくづく幸せだと思う。
ものだけでなく異性や友人、師匠など人間関係もそう。
『 これが大好き 』とはっきり迷いなく言えるほどの対象に出会うことが私には非常に稀であったからこそ、その機会を得た時には本当にありがたいと思う。
ふわっと全身に鳥肌が立つような感覚を覚える。
だってそういう対象が存在するかどうかで、人生における気持ちの豊かさが全く変わってくるから。
皆がいいというもの、素晴らしいと評価されているものに山ほど直接触れることができても、自分が『 大好きだ 』と本当に思えないと意味がないな、くらいに私は思っている。
私の部屋に貼ってある特大の Egon Schiele の絵
本当に好きなもの・人を目の前にする時、想う時の感覚というのは、自分の魂が強くその対象に共振して薄まりがちな自分が本来の自分に引き戻される感動であり、自分の本質を再確認し『 そうだ、私はこれでよかったのだ 』とホッとする幸せなのかもしれない。
人生において自分を見失わないための大切な目印なのだ。
もっと分かりやすくいうとそういう時
私もこういう風に生きてもい
私ももっとストレートに自分を出してもいい
というようなことを確固として思い、背中を押されるような気がする。
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