医食同源という言葉がありますが、しょっちゅう思うことがあります。食べ物が健康を成すように、普段聞く言葉・情報、聴く音楽、視界に入れるもの、実はそういうもの全てが自分という人間を作って行っているのではないかと。多くの人はさほど影響を受けているとは気づいていない、特に音楽や絵画などはちょっとした暇つぶしなだけ、くらいに捉えている人も多いかも知れない。
けれども私は心を深い部分で打つ美しい音楽に聴き入るたびに、それは確かに私の耳から自分の中心へ、脳髄を経て背骨より少し前を背骨に平行に流れ込んで少しずつ内側に溜まっていき、私の一部を作っていくのを感じるのです。何を観るのか、何を聴くのかはとても大事だなと。
なんてことをよく考えていて記事にしようと思っていたのですが、ゲーテも同じようなことを言っていました。
みんな時々はちょっとした歌を聴いたり、良い詩を読んだり、素晴らしい絵画を観たりした方がいいよ。そしてできることなら、良い(理性的な、ちゃんとした、まともな)言葉を話せるといいな。
そう、落ち着いて自分の本当に好きな芸術に触れるというのは本当に大切。特にこの現実世界に未だ慣れずあっぷあっぷしながら生きている私は、時々最高級の芸術に触れてそこから生き血を啜っていただいて何とか生き永らえているようなところがあるので死活問題です。
ドイツの文豪、ゲーテさん
壬壬己
申戌巳 子丑天中殺
というわけでわたくし再び一人で(大歓喜♪)あるところに向かっております。ここしばらくまた忙し過ぎて全然ブログに向かえなかった分を取り返すべく、現在ICE(というドイツの新幹線のようなもの)の1等席に座っておりまして。
というのも前回ヴィースバーデンに行った時初めて1等席を取ってみたのですが
『 静かに過ごしたい人専用車両 』というのに乗ってみたら本当に静かで、めちゃくちゃ最高だったのです!あの環境なら考え事に集中して色々書けるなあと。しかし今回は目の前に小さい子を連れた家族連れが・・・ま、いっか。でも1等席だと飛行機みたいに無料で映画が観れたりするんですね、知らなかったわ。
待ちに待ったやっと実現できた一人時間、たった数日でとんぼ返りですが存分に楽しんで充電してこようと思います。
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