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ここしばらくドイツ人船長、カローラ・ラッケテさんの話題でこちらは持ちきりで
何となく命式を調べてみたら そのまんま
という感じだったので記事にしてみます。
また結構長くなったのでお時間ある方どうぞ~♪
Carola Rackete 船長 ( 写真中央 )
Für viele Italiener gehört sie ins Gefängnis
“Sea-Watch 3” legt in Lampedusa an – Kapitänin festgenommen
事件をものすごく簡略化すると
カローラ船長は航行中、難民船を見つけ
そこにいた40名を自分の船に乗せ、ランペドゥーサというイタリア南部の島に無許可入港。
イタリア側に事情を説明し入港許可を2日間待ったものの許可が下りず
イタリア側の拒否を無視して入港、停泊、40人の救助を更に要請。
もちろん違法行為のため船長は逮捕され、現在自宅軟禁下に置かれ、今後どう処分されるか結果待ちなのが現在。
これを
- 人道的観点から英雄視する 派と
- 法を守れ!勝手に英雄気取りで不法移民をイタリアに連れて来るんじゃねぇ! 派
がぶつかり合う形になっています。
これね・・・
ずっと日本在住でほぼ日本語ニュースにしか接していないととても分かりにくい話なのですが
例えばランペドゥーサ島を日本の淡路島と大きさを比較してみましょう。
淡路島 592.55 km²
ランペドゥーサ島 20.2 km²
30分の1の小ささです。
そこにアフリカ大陸から戦火を逃れる難民、経済難民がゴムボート一隻に40~50名とかで、それこそ命懸けでしょっちゅう逃げて来る。
ゴムボートに乗れるだけ乗ってくるので、もちろん売店もトイレもありません。
着の身着のまま。
手ぶらで。
着けばラッキー、着かねば即 『 死 』 です。
一般日本人の感覚で言えばそりゃぁ
助けてあげないと!
となるでしょう。
しかしそこは、今回のニュースが出た時も
またランペドゥーザか・・・
と私でも思ったくらい頻繁にボートピープルが上陸したり、沈没して死体が多数打ち上げられたりしているところです。
こんな綺麗なところです
肌の色、国籍が何であれ、30倍もの大きさがある淡路島にさえ
文化も言
葉も教育程度も違い過ぎる外国の難民がしょっちゅう大量に不法上陸したり
近くでボートが沈んで遺体が多数打ち上げられたらどうでしょう。
そして命あるものを保護したとして、そのお金は税金から。
税金で健康診断をし、食料を与え、難民キャンプを運営し・・・
淡路島の住民人数なんてあっという間に上回るわけです。
そこにはもう以前のような島民の生活は継続されません。
難民キャンプは収容人数の何倍もの人が詰め込まれ、身動きの取れない彼らが暴動を起こすこともしょっちゅう。
2010年から翌年にかけて発生したジャスミン革命の際には
約6500人の島民に対して約5万人という大量の難民がランペドゥーザに到着している。
また、島の近海ではしばしば難民を乗せた船の海難事故が発生し、多くの犠牲者を出している (Wiki)
街や市などの1コミュニティーが 『 頑張ろう!』 と気合を入れて感情論でどうにかなるような状態ではない。
そう言った状態が何年も続いているので、今回の事件でもイタリア人の大半は船長をきっちり法的に処罰して欲しい派です ( ソース=新聞 )。
というか正直ブチギレまくりです。
ここで彼女を英雄的に持ち上げて拍手喝采、無罪放免にしてしまうと、今後近海で難民を助けた船は全て南イタリアがまた世話をしなければならなくなるからです。
一方、船長の話では
目の前で疲弊し切って絶望の淵に立たされている40人を見捨てておくことはできなかった
違法行為は重々承知の上で、入港・停泊させてもらい救助を要請した
とのこと。
ここで彼女の命式を見てみますが
見事な 八相局の官局 という形の命式です。
行動力、攻撃本能に秀で、いつも慌ただしく、ゆっくり休むような生活にはほぼ縁がありません。
実直生真面目に国家などの集団のために人生を捧げる義理人情の人です。
八相局の人は基本今世的なエネルギーが強い身強とし、スケール大きく現実的に人生を切り開いていけるパワーがある。
それでなくとも、車騎星+牽牛星 とくれば
- 頼られたら断れない、損な役回りを率先して買って出てしまう姉御カラー炸裂
( 目に見えなくとも確かに存在する でも出て来ましたね )
- 今目の前で人々が死にそうになっている、それを助けることこそ我が責任
- グダグダ言ってる暇があったらさっさと行動に移して助けるんだ!
心底思ったはずです。
また主星が禄存星。
これは愛情奉仕の星で、見知らぬ多くの人々も広く浅く愛情を振りまいて愛情を回転させていこうとする星。
それでなくとも
癸 ( みずのと ) の人なので、自分が誰かのためになれればそれ以上の幸福はない慈愛の塊
+ 干合持ちなので非常に情に厚い人
そして
思い立ったが吉日といった即決即断即行動の素早さもさることながら
天馳星 (=絶) が壮年期に周って来ています。
これはこの世的な後先・損得を考えずそれこそアイディア即行動型なので、助けることに迷いはなかった。
そして ( まだある ) 後天運を見ると
今現在の大運は、彼女の車騎星&牽牛星を刺激し、その能力を活性化させる星周りであり
年運は同じ牽牛星が周って来ているので、寅卯天中殺の性質も相俟って一層輪をかけて官星カラーが強烈に出る。
1つ言うならば彼女の命式は
集団の規律に従う
国などの組織に忠誠を誓い、人生を捧げる
といった面があります。
なので
- 一人の人間として、目の前の死にゆく ( 逝きかけている ) 大勢を、自らを犠牲にしてでも助けるのか
- 法を遵守するという大義名分を取って
国の、組織の一員として組織が効率よく平穏に存続していく方の責任を取るのか
( つまり目の前の難民は見捨てる )
ここでの葛藤はあったはず。
思い立ったら即行動に移したい彼女が、目の前の移民たちがみるみる弱っていくのを目の当たりにしながら、イタリア側からの許可を2日間も待ち続けたというのも、我慢の限界まで耐えたのだろうなと推察されます。
ドイツは地続きでも海を介しても難民が直接入ってくる場所ではないので、地理的に難民が多く辿り着いてしまうトルコやイタリア、その他の国から難民を多く引き受けていますし、各国に金銭的援助もしています。
が、これが多くのドイツ人の感情を逆撫でしている。
何故かというと
例えばドイツは日本より少子化が酷く、年金だけでは生活できない。
ドイツ経済をここまで伸ばし支えてきた人たちが今、年金生活に入り、生活費が足りず街のゴミ箱からビール瓶を漁っているような状況です
( ビール瓶は店に持っていくと15セントとか?と交換できる )。
今のドイツを作り上げた年代を放置し、関係ない外国人を保護し、ますます年金に回す税金が減る。
そして実際
ドイツに命拾いさせてもらい
滞在させて貰えるのだから
ちゃんとドイツ語を学んで
ドイツの文化に溶け込む努力をして
マナーを守って生活しよう。
少しでもドイツ社会に役立とう
といった殊勝な難民は少数派。
タダでもらえるものは貰って母国に残る家族や親族に送金
( 実際難民受け入れ以降、それ以前に比べてドイツから外国に流れる金銭額が増大している )
ドイツ現地では暴動を起こす
みたいなのが結構あり、多くの人はうんざりしていると。
直接難民が流入してこないドイツですらそうです。
況やイタリアをや。
Carola船長への判決はそろそろ出そうです。
追記:
ドイツは救出された40人のうち3分の1を引き受けるらしい。
Deutschland nimmt ein Drittel der “Sea-Watch 3”-Flüchtlinge auf
FBコメント欄紛糾中
コメント
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>Mrs.Maddonaさん
官星強い系の人はめったやたら攻撃的になるか、義理人情派になるか、みたいなところがありますね。
ただ、最悪の場合彼女は何年も刑務所行きになるので、その覚悟の上での行動と考えるとすごいですね。
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へー面白いですね。この行為が良いか悪いかは別として、私も同じ事をするけどなって思いました。だって弱っている人を助けないなんて、ちょっとできない気がします。私で何とかできるならって思いますね。法律は後から何とかしましょう!って感じ。四柱推命で時柱を含めば、私も偏官が2つ正官が2つです。面白いね。でもこんなバカもいるんだよね~ってタイプでしょうね。w