言っとくけど今日もほぼ自分語りよ?w
ソリストとしての活動が、順風満帆とはいかないまでもボチボチ軌道に乗りつつあったのに
肝心の
演奏したい
という気持ちが人生で初めて、シュルシュルと音を立てて消えていったという 昨日の話の続き
そりゃもう自分で焦りましたよ。
ここまで来て!?なんで!?
いやいやこれはおかしい。
ちょっと頼むわ・・・
いや、今だけだよね?ね?
ねぇってばー!!!??
と時には 気のせい にし、時には 練習不足 を疑い。
といっても当時極限まで頑張っており、毎日6時間練習してたんですよね・・・
それ以上練習量増やせないよ!
ってとこまでやってたので、その疑いもやはり 違和感の誤魔化し だったわけです。
その違和感がメリメリ音を立てて巨大になっていき
それとともに5歳から弾き続けてきた演奏活動で、それまでになかったような現象が起こり始めます
あれには参ったよ・・・![]()
そしてとうとう、自分のコンサートで
全て企画してもらって
自分は好きなプログラムを組んで演奏をするだけ
リハーサルも済んだ
当日開場してお客さんは既に客席に入っている
何もかも準備万端
あと5分で開演、という状態で
私は後ろの控室で一人頭を抱えて
ああ弾きたくない、どうしよう・・・
と鬱病みたいになっていたのです。
その時は頑張って乗り切りましたけどね
その時決めたのです。
こんな気持ちのまま演奏活動を続けても仕方ない。
演奏活動の形だけ当初の理想通り整って、私に技術と経験があっても
演奏したいという気持ちのない人の演奏なんて一体誰がわざわざお金を出して聴きたいか、と。
自分にもお客さんにも嘘で乗り切るのがどうしても嫌 だったのです。
自分に対しても外側に対しても不誠実じゃないですか。
しかも
そのまま頑張って続けていれば
そのうちスランプから抜け出してまた調子が上がって来るでしょ
みたいな話とは 全く別物 だと自分で確信していました。
なのでそこで一旦スパッと音楽活動から離れたのです。
その後の精神的七転八倒はそりゃもう大変なものでした。
それまで全人生を賭けて一点集中でそこに尽力し
やってみたけど上手く行かなかったから
という理由があればまだ内心諦めもつく。
でも実際は軌道に乗りつつあったのに 『 自分の熱意が冷めたから 』 という
傍から見たら 『 ハァ??』 としか言いようのない意味不明な理由。
こんな内側の葛藤、私にしか分からない話じゃないですか。
苦しかったですね。
今となってはその流れ全てに意味があって、それで良かったと分かっています。
それも算命学を学んで全て細かく分析し、理論的に理解できたから納得できました。
完璧に宿命通りでした。
( この辺の流れの理解から、私は算命学にひれ伏すくらい全幅の信頼を寄せています。)
もしあのままやる気満々が継続していれば、ソリストとしての道を突っ走っていたでしょう。
そうすると、以前にも書いた
子供を3人産む ( という3人との約束 )
も実現したかどうか怪しいですし
3人が生まれたところで私が長期仕事で世界を飛び回って家庭を放ったらかしにしていれば、あっさり一家離散だったでしょう。
自分が産んだ子供たちを誰かに丸投げして自分はそれまで通り演奏活動を楽しむ
というのははっきりと私の生き方ではなかった。
実際上記のHermann Prey氏も奥さん連れで世界を飛び回って歌手生活を送っていましたが、子供たちの世話は奥さんの両親に完全丸投げ
グルダ爺さんも離婚していますし、そんな例は枚挙に暇(いとま)はなく
≪ 世界を飛び回る演奏活動 ≫ と ≪ 家庭生活+子育て ≫
は両立は全く不可能です。
( ちなみにオーケストラ団員は全く別です、あれはサラリーマン形態の音楽家なので生活スタイルがフリーのソリストとは全く異なります )。
そして一生ソリストとして一人で活動して一人で生きていくほど私は体力も気力も強さもない、ということが今なら分かります。
だからこそあの流れは私にはベストだった。
現状はこうなるべくしてこうなった。
あっちが出ればこっちが引っ込む
こっちが出ればあっちが引っ込む
人生あれもこれも何もかも~
!
と思いがちですが、人間の一生もこれ
バランスが大切。
この世界は大きな流れで見た時に中庸が取れるようになっています。
仮にある人の人生がバランスを逸脱して、突出して成功しっぱなしで終わると・・・
今度はその家族や家系でその分のバランスが図られるような仕組みになっています。
つまり運が引っ込む人が出て来る。
目標があればそれに全人生を掛ければいい。
もし
そっちじゃないよ、こっちの方が合ってるよ!
という道があれば、必ず上手くそちらに導かれるようになっています。
自分の経験から、逆に 『 これ!』 と確信をもって選択した道に実際に全力を尽くした後でなければ
自分が進むべき本当の道は見えてこない
とも言えると思います。
そんな諸々のことを
彼女の魂がバシーッ!!と入ったすごい輝きを放つ演奏を聴きながら思い出したり考えたりしていたのでした。
余談:
ちなみに・・・
オーケストラ楽器をやっている人で、オーケストラ音楽が好きで、石門 ( =劫財 ) がある人は
オーケストラという団体を使って自分を守りつつ自らの目的も達成できる
という教科書通りの理想的な環境に身を置けるのでお勧めです。
少なくともオケに居ればサラリーマンなので毎月お給料貰えて生活も安定するので、そういうのが好きな人にはもってこいの音楽活動形態ですね。
私には絶対無理ですがw ←和合協調能力ゼロの人
『 無 理 だ な ぁ ・・・』




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