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私が出会った天使の話(3)私の中にほわんとした光のように生き続ける言葉をくれた人

 

Jan Lisieckiさんの演奏で、モーツァルトの『きらきら星のテーマと変奏』聴きます?

すっごくいいよ。彼の演奏は憎いほどに清いんだよね。

12のバリエーションがあって、続きはYoutubeに飛ぶと聴けます。

 


 

 

こちらのシリーズ続き。

私が出会った天使の話(1)
人生の決定的な分岐点に、ピンポイントで私の心のスイッチをこれ以上なく的確に押してくれた、そのためだけに私の目の前に現れてくれた天使。彼の一言があったおかげで今の私がいる。
私が出会った天使の話(2)
天使との縁も異なもの味なもの。 どこで何がどう繋がるか分からないものですね。 あれは実は伏線で、その伏線がここでこんな形で回収されるのか~!みたいなことがあるのが人生。 人生は小説より奇なり。

 

誰かにとってはあまりにも当たり前のことが、他の人にはとって衝撃的で助けになることってことは結構ありますよね。

私にとっては衝撃的で助けになったけれど、皆様には当たり前のことかもしれない。でも私にとってと同じように助けになる人もいるかも知れないので書いてみます。

 

これもドイツに行く前の話ですが、当時付き合っていた彼氏と、彼氏のお父様と3人で焼き肉を食べに行ったことがありました。そのお父様はもう既に私のコンサートにも来て下さったことがあって、私がドイツに留学するということもご存知でそれを応援して下さっていたのです。

 

その時ドイツ行きの話の流れで、そのお父さんが

 

絶対にこれだ!と思って全力で頑張っても思うような結果がどうしても出なかったとか

結果は出たんだけどどうも最初思ってたのと違う、これじゃないと思うような時が来るかも知れない。

でもその時はまたそこから方向転換して頑張ればいいんだよ。

人生はそれでいいんだよ。

 

と仰って下さったのです。

 

ものすごい愛のある言葉じゃないですか?

 

私はその時

 

すごいな、そんな考え方があるんだ!?それでいいんだ?

じゃあ大丈夫だな。

 

ととても気持ちが軽くなったものです。そして感動したのですよね。

 

当時まだ20代前半で親の洗脳にガッチガチに浸かり切っていた私は

どうせやるからにはそれをずっと人生最後まで続けなければならないし

何が何でも元を取らないと!(結果を出さないと、という意味)

と脅迫的に自分を雁字搦めにしていました。

 

当ブログでお馴染みの私の実母は何と言いますか、とにかく何でも人一倍得をしなければ気が済まない質で、何かしたらした以上の見返りがないと意味がない、元を取れないなんて馬鹿だ!やるだけ無駄!という発想の人でした。

つまりわざわざ外国に楽器を学びに行くのであれば、国際コンクールの一つや二つ優勝でもして世間様に自慢できるような輝かしい成績を残さなければ何の意味もないと。

(要は自分は何もせずいつも通り家に引きこもってごろごろしているだけだが、子供には死ぬほど努力させてでも結果を持って来させて甘い汁だけは絶対に吸いたいと。まぁ実際そういう結果を出したら出したで、今度は妬嫉に狂ってそれに関しては丸ごと無視されるのはまた別のお話。)

なので上で私が頂いたような言葉・発想というのは私にとってはコペルニクス的転回ともいえるようなことだったのです。

 

恐らくこれをお読みの殆どの方は上のお父様の言葉を

え。当たり前では・・・??

と思われているのではないでしょうか。

そういう発想を当たり前と思えるということは、その時その時のご自身の感覚や発想は大事にしてもいいんだよと言われて育ってこられたということ。これ以上のことはありません。

でも当時の私には衝撃を与える言葉だったのです。

 

このお父様もその後もう一度私のコンサートに来ていただいて以降、一度もお会いしていません。私の渡独からすぐくらいにご病気でお亡くなりになったからです。

でもその時にいただいた言葉はその後ずっと私の中にほわんとした光のように生き続け、生かされ続けています。そしてあの時のお父様と同じくらいの年代になった今、あの言葉は本当にそうだよなあと思うのです。

私にとっての2人目の天使、この方もとてもとても目が綺麗な人でした。

 

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こんな風に私は家ので出会う人には本当に恵まれていて、ありがたいなあとよく思います。

 

これは筋骨隆々のハゲを踏みつけて成敗するやたら強い天使、大天使ミカエル。

Erzengel Michael by Guido Reni

 

コメント

  1. 天使と会うのは一度きりか、もしくは短い期間なのかなと感じました。天使がずっといたら成長が止まる気がします。天使とは正しい方向に真摯に努力している人に神様がくれるプレゼントで、それを養分に花開くのかなと。親が悪魔だった私には、殆どのひとが天使ですが、本物の天使はおじいちゃんだったり、自分より若い人だったりいろいろでした。みんなとても綺麗な目をしてました。

    • ですよね~!まさにまさに!
      親がアレだと外で出会う大抵の人はかわいく見えて助かるという部分はありますね。

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