猿の惑星の何が駄目か。
人間というのは生きていても死んでいても、この世でもあの世でも核の部分は気持ち。気持ちが全てといっても過言ではない。既に発生した、解決していない気持ちをぎゅっと見えないところに押し込めたつもりで『 アハ~ン♪』と綺麗ごとラッピングしてみたところで、悲しみや苦しみ、もやもやした感情が存在するものは存在する。そしてその気持ちたちは押し込められ無視されればされるほど内側で腐敗し膨張し、やがて毒となって外側に放出され、身近な弱いものを攻撃し始める。それが毒人間の再生産であり、家系の因縁。これがドブ家系の発生源であり、機能不全家族の根元であり、何故毒親が毒親になったのか、何故毒親が子供にあそこまで執着し執拗に攻撃するのかの原因なのです。
注:映画『猿の惑星』自体に他意はございません。大変いい映画だと思います。言葉だけ使わせて頂いております。
元祖猿の惑星 で人間が紙飛行機を飛ばすのに頭脳派の猿たちがびっくりするシーン好き。
人間というのは生きていても死んでいても、この世でもあの世でも核の部分は気持ち。ということは、この世で解消されなかった・落としどころを見つけられなかった・処理し切れなかった自分の気持ちというのはあの世に持ち越されます。それが執着や、誰か・何かに対する怒りや恨みのような苦い強烈なものであれば、今度はそれによって自分がこっちに縛られてしまうということです。これが成仏できない状態。
これは生きているうちにとことんまで自分で自分に向かい合って、奥深くまで切り込んで行って解決していくしかないのです。誰かにちちんぷいぷい~ほいっ♪であっという間に解消してもらえるような類のものではない。
誰かが分かってあげないと。誰かがちゃんと理解して、味方して、ほぐして、解消してあげないと。
その誰かって誰なの?
もちろん自分です。
これが本当の意味での『 自分を大事にする 』ということ。自分を無視しない、置き去りにしない。
そしてそれを始めると必ず出て来るのが親であり、祖父母であり、その先のご先祖。例外なく芋づる式に出てきます。
時間はかかるしエネルギーもものすごい消費する。皆が楽し気にワイワイ生きているのに何故自分だけこんなドブくさい面白くもない面倒なことをやらなくちゃいけないのかと思うでしょう。でもやる。でなければ自分も次のステップに進めない、次世代持越しで子供の代が一層苦しくなる、先祖も成仏できない、何なら毒は家系の外の社会にまで撒き散らされかねない、と何も良いことがないからです。
そして 解毒する というのは何も毒親と和解して、仲良し親子になるということではありません。
よく言われる『 許しましょう 』とは、されたことをOKとすることではなく、本当のところは毒を振り撒いてくる相手のことはどうでもよくなる、むしろ存在も忘れて自分の人生に没頭できるようになるということ。気にならなくなるということ。
上で『 人間は弱い 』と書きましたが同時に強くもある。家系で自分の役割を果たせるくらいには十分強いのです。皆それだけの資質とエネルギーをちゃんと与えられて生まれてきているから。
時間はかかるでしょう、でもめげずにやり遂げる。自分が生霊を送る人になってしまわないようにもね。
すごく生霊飛ばしてそうな人の絵。
に見えて実は『 悔い改めるマグダラのマリア 』 by Georges de La Tour
本日もお読みいただきありがとうございました。
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