ゼレンスキ―大統領は元々コメディアン且つ俳優。「 国民の僕 」というドラマで大ヒットを出したというのは皆様ご存知の通り。
これをArteで無料で観れるので、昨日から観始めているのですが
全然期待してなかったのにめちゃくちゃ面白い(笑笑
1話目からテンポよくどんどん進んで行きます。細かく頻繁に笑えるのですが、これある程度色んな知識がある方が無茶苦茶笑えます。
たとえばこれ。
こちらが “ 国民の僕 ” の僕たちですよ。
と紹介するシーンの背景に写ってる邸宅。
これってあの親ロシア派で反政権騒動が怖くてロシアに尻尾巻いて逃げ出した、あの元大統領ヤヌコビッチの邸宅じゃない!?
と思って調べたらやはりそうでした。随分前に彼が贅の限りを尽くして巨大な敷地にこの邸宅や動物園やうんたら・・・を作っていたのに国民がキレて、大勢が列をなしてぞろぞろこの邸宅に入って中を見学する(笑)というニュースがありましたよね。贅の限りという割には妙に田舎くさいデザインなんだな・・と思った記憶があって覚えていました。
従者: こちらの鳥はヤヌコビッチと言います。
鳥: ちゃうわ、アホンダラ。
大統領らしい振舞いの練習シーン
従者:顎を上げて、高く、もっと高く
大統領:なんだよ全く
各国の要人を迎える練習、そっくりさんが次々出て来るのですが、ウクライナの各国に対する国民感情が分かりやすく表れていて笑えます。これはプーチンとサルコジ(仏元大統領)を迎える場合のリハーサル:
大統領: なんでプーチン?
従者: サルコジがここでなにやってんの?
というわけで、サルコジ、消えろ。
ほらプーチンも出て行けよ、早く。ったくもたもたしてんじゃねーよ。
これ最初はオバマ大統領の迎え方から始まって、ドイツのメルケル首相など、ちゃんと姿勢良く立ってしっかり握手をして、丁寧にお迎えして・・・とかなのですが、ベラルーシのルカシェンコ大統領を迎える時なんか
従者: ああ、こいつの時はわざわざ立たなくていいですよ。
とか言うんですよね(笑笑
ウクライナの各国に対する複雑な感情がストレートに表現されててホント面白い。
そして今は戦争で破壊されて白黒の景色になってしまったキーウの街並みが美しいこと美しいこと。それを観るだけでもこのドラマの視聴は甲斐があるというものです。
というわけでまだの方は是非♪
しかしウクライナってフランスのこと結構嫌いやったん?と思いましたよ。知らんけど(笑)
本日もお読みいただきありがとうございました。
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