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幸せを願う念と黒い念(3)

 

幸せを願う念と黒い念(1)
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幸せを願う念と黒い念(2)
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の続き。

人間の真っ黒ドロドロど真ん中な話が出て来るので

  • HSPの皆様
  • 自らも毒親のせいで苦しい思いをしている・していた人でフラッシュバックしそうな方
  • ドロドロ一般が苦手な方
  • はまたこのシリーズ記事が終わってからお越し下さるとありがたいです

 


 

では何故私の実母は私のことをそこまで執拗に妬み恨んでいたのか。

ここで少し算命学を混ぜて彼女を説明してみます。

算命学では生年月日から出て来る命式によって、その人が以下の赤で囲った5種類のどの才能を持っているかが分かります。

彼女の場合はこの 全てを持っている、オールマイティーの人。

頑張らなくても持って生まれた才能で結構何でも卒なくこなすことができる人。

しかも人生のど真ん中、20代後半から60歳あたりの時期に天将 (=帝旺 ) が出ている、この世的エネルギーが極めて強い人。

その上 三柱異常干支命式 と言って、特殊な感性・感覚100%でできている人なので

“ 皆と同じ横並びや普通・ごく一般的な生き方 ” といったものに全く馴染まない異色の人。

周りに馴染みにくいと言えば 生月中殺 もあり、辰巳天中殺の人でもあるので破天荒な生き方が自然な生き方となる人。

つまり個性を素直に炸裂させて本気で努力していれば、どこまでも無限に能力を伸ばせて社会で活躍し、あれもこれも手に入れることができた人です。

 

では実際どうであったか。

底無しに怠慢でした。

本当に何もしていなかった。

とても若くして子供から手が離れても就職するでもなく

パートに出るでもなく

社会に出るべく職能を身に着けるでもなく

趣味を持つでもなく

サークル活動をするでもなく

友人とお喋りをするでもなく ( 友達は一人もいません )

町内会など地域で役に立つでもなく

PTAの役員をするでもなく

勉強するでもなく

昼からくだらないTVドラマをぼんやり眺めるだけの毎日といったような、ひたすら家でダラダラごろごろするのみの生活。

エネルギー値最強の帝旺が、です。

 

けれどもプライドだけはエベレスト級に高く聳え立っている。

帝旺だから。

しかし何もしていないので中身がない。

中身空っぽを認めるのはプライドが許さず、だからといって自らコツコツ何かを積み上げて目標達成するという謙虚な姿勢もない。

地味な努力なんてしんどいし結果が実るのか分からないようなもの大嫌い。

 

そのプライドを満たすために 社会や時代の言う “ 素敵で羨ましい奥様 ” 像 を実現しようとします。

それは他ならぬ その他大勢が良しとするところに自分を当てはめようとすること であり

宿命真反対の生き方を目指すこと だったのです。

 

それでもその目標に向けて自ら行動を起こし努力をするのであれば

その過程で 「 これは何かがおかしい、違うぞ 」 と気づいて方向転換もできたでしょう。

しかし彼女が目指したのは

自分は面倒で地道な努力を全部パスして怠惰な生活を継続

夫や子供を自分の人生の駒として利用し尽くし

「 まぁ立派ですね、羨ましいわ 」 と言われること だけ だったのです。

早い話が 承認欲求の塊 ですね。

格式の高い家の出であれば理想なのに全くそうでなかったこと

優秀な大学を出ていれば少しは自慢にもなったのに、どうでもいいような短大すら卒業できなかったこと

まともに職業経験があればそれで身を立てることが出来たのに、パートですら働いたことがない万年無職であったこと

ちゃんとした付き合いと家同士の合意の下で結婚出来れば少しは格好がついたのに、実際は下半身のだらしない出来婚であったこと などなど

何もかもが 人の羨む素敵な奥様像 からは ほど遠く

それを恥と考え隠し通し、立派な鎧を身に着けるべく

お金もないのに見栄のためだけに無理やり持ち家幻想を実現

( 当然ボロボロのウサギ小屋レベルの一戸建てしか買えず、しかもお化け付き・・

自分さえ『持ち家有り』の肩書を手に入れて虚栄心を満たせればよかったので、子供には普段穴の開いたボロを平気で着せる )

そして子供たちは自分を飾り立てるアイテムとして文武両道で成績優秀でなければならず

更にハキハキした友達の多い元気な人気者でなければならず

分かりやすく言えばクラス委員なんかをしていればいい感じで母としての虚栄心が満たされ

先生にも近所の人にも親族にも評判よくなければ許せず

当然そこには

子供自身がどう考え、どう感じ、何を思い、どうしたいのか、どうありたいのか といった 配慮は一切なく丸ごと無視

そして最も駒として自由自在に扱えたのが、第一子であり唯一の娘 ( 同性 ) である

それなりに何でもこなせて実に素直で何でも思う存分言いなりになる超便利な私だったわけです。

 

彼女にとっては私は

無料でこき使い放題こき使い倒せる奴隷であり

自分の内側のどろどろを吐き出したい放題ぶちまけられるサンドバックであり

外向きにはあれもこれも自慢できる優秀な娘でなければならず

同時に自分を引き立てる存在でなければならなかった

自分の都合のためだけに生涯誠心誠意尽くしてくれるはずの奴隷が独自の意思や願望、好み、独立した人生を歩むなんて全くもって論外、到底許せる話ではなかった。

未来永劫死ぬまで人格など丸ごと無視して、ゴミのように粗末に扱えて、便利にこき使える優秀な引き立て役れなければならなかった。

それが突然25歳で外国に飛び出すと勝手に決めていきなり去って行った。

( それまでの人生私は彼女には足を引っ張られることと、本当に邪魔しかされてこなかったので

渡独については全く何も話さず、何もかも全部自分で決めて飛行機も手配してから直前に結論を通告したのみでした )

 

更に厄介だったのが

彼女は女性という女性を目の敵にし激しく憎んでおり

誰かが少しでも綺麗であったり

幸せそうであったり

楽しそうであったり

褒められたり

ほんのちょっとのことで喜んでいる・・くらいのことでも 本気で怒り狂う ような人でした。

TVに出ているような自分と全く無関係の女性の話ですら、耐えられない(怒)!!という感じでした。

他人の不幸は蜜の味、他人の幸福は死んでも許せない

を分かりやすく地で行く人だったのです。

 

それが、都合のいい奴隷でしかなかった娘が自立し海外へ旅立ち、しかもヨーロッパで夢に向けて立て続けにどんどん結果を出していった。

彼女の腸 ( はらわた ) がどれほど煮えくり返ったか、想像に難くありません。

 

ちょうどその頃、つまりケルンで学生をしていてジプシーの女の子たちに声を掛けられた時期、夜な夜な繰り返し見ていた夢がありました。

 

次回最後です

幸せを願う念と黒い念(4)
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The Mystery of a Summer Night, 1892, Edvard Munch

 

こちらに続

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