Yunchan Lim氏とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/Royal Concertgebouw Orchestraを聴いて

満足~!! 昨日聴きに行って参りました、韓国の若きピアニストYunchan Lim氏と Royal Concertgebouw Orchestra/ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の競演。   Yunchan Lim氏については以前も書きました通り https://kayo-ruhe.com/archives/23058   この方の演奏は間違いなく好き。 まだ21歳ととんでもない若さながら、老練の安定性と静寂。前回聴いた時より確実にパワーアップされていました。そりゃそうですよね、21歳とまだまだ伸びしろが巨大。   と彼に関しては期待しかなかったのですが、オーケストラ+ソリストのコンサートは両者のレベルの差が開きすぎて苦しいことが多い。 大変多い。 殆どそんな感じ。   なので今回もあまり期待しないで行こう・・・(期待して残念だとしょんぼりなっちゃうからね) と思って行ったのですが、このたびはオーケストラがオランダを代表するRoyal Concertgebouw Orchestra/ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。 わたくし実はコンセルトヘボウ、生はお初でして。 でも評判はいいし、だったらYunchanさんの足を引っ張ることはないだろうと、実はちょっとだけ期待していました。     結果:     当たり! ー!   プログラムはこちら   ロベルト・シューマンのピアノコンチェルトからスタートだったのですが、最初の『じゃんっ!』の瞬間に分かるのよね。 (これはコンセルトヘボウではなくフランスのオケですがこの曲)   あれは毎度本当に不思議。 当たりのコンサートは、特にオーケストラものは毎度最初の1音だけで大当たりかそれ以外か分かってしまう。 今回はこの『じゃんっ!』で 大当たりだ!! と大興奮しましたよ。     いや~良かったなあ~良かった。最初から最後まで本当に素晴らしく丁寧にきっちり美しく纏まってた。   プロのオーケストラなのだからそりゃあ纏まってるでしょ? と思うじゃないですか。 纏まらないんですよ。それくらいオケって難しいのだろうね。 左3分の2はまあ纏まってるのに右後ろの塊のベクトルが外向いてるやん・・とか 全体のカラーが○○なのに中央の管楽器数人が全然違う質感音量で何!?とか 同時に複数の楽器が入らないといけない時にバラバラ、それが続くとか 何か今変な音が入ったな?(『ぷすん』とか) ああ、この楽器の人あの楽器の人嫌いなんだなとか(音が怒りをもって殴り掛かっているのが視覚で見えたことがあった、それもグーで) 皆疲れてるのかな、やる気ないな みたいなのが積み重なるのですよね、オケによっては。 コンセルトヘボウはそれが極限に抑えられていた。   かなり遠いところから撮ったので写真がぼけていますがYunchan Lim氏   そして楽器が良かった。 オーケストラものを聴くたびに管楽器に触れてしまうのは、管楽器が本当に難しいからです。そして存在感が大きいからこそ管が全てをぶっ壊す・・・というのを頻繁に目撃(耳撃?)しているので、管が出てくるたびにハラハラするのですよね。   管楽器奏者は大体この辺、赤で囲ったところの人たちです   いや~繰り返しになりますが楽器上手かったわ。どの楽器一つとっても本当に素晴らしかった。 まごうことなきスーパー精鋭揃い。これはすごい。すごいな!と思う瞬間が何度もありました。そして本物の激戦を潜り抜けてきた超絶エリート集団なのだというのも隅々からひしひしと伝わってきましたよ。 もちろん管楽器以外もね。   しかもが抜けていなかった。これは指揮者の力量なのでしょう。 (先日ウィーン国立歌劇場で聴いたオペラ、オーケストラが本当に注意散漫でテキトーに流していたのでその対比で余計に。)   これでソリストも完全に混ざり合って、完璧にぎゅっと纏まって一体となって初めて、作曲家の意図が本当の意味で現れてくる。大抵はそこまで行かない。 でも昨日のコンサートはその意味で本当に良いものを聴かせて頂けました。 新年早々幸先がいい♪満足満足、というお話でした。  

本日もお読みいただきありがとうございました

  プロフラム後半にこういった見たことのない打楽器が出てきたのですが   なんでしょうね?教会の鐘っぽい音がしていました。初めて見たなあ、何だろう。
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