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『チ。』と学問の歴史、そして玉堂星

生徒には完璧な先生なんて要らないんだよ。必要なのは幸せな先生。その先生がいるから学校に来るのが楽しくて、学ぶことへの愛が育って行く、そんな先生ですよ。

 

これほんっとうにそう!

そういう師に出会えれば、それだけで人生が変わる。

 

私の日本での楽器の師匠がまさにこれで、私は最初は楽器はどうでもよかった(というか小さかったしよく分からなかった)けれど、先生が好きでとりあえず必ず週1回会いに行っていたのがスタートでしたからね。

そして彼女は楽しく生きている人でした。現在進行形。

ああ生きているの楽しい!これが好き!これやってると幸せ!

という姿勢を見せて続けてくれる大人が身近にいると、子供はそれだけで救われるものです。その影響力の大きいこと大きいこと。

人生なんて所詮こんなもん

とブスっとした顔で生きる大人が多い中、そういう存在は一筋の、しかし強い希望の光になるものなのです。

 

このファインマン教授に関しては昔も少し触れています。

この強く伝わってくる言葉を発する人物は何者か
リチャード・P・ファインマン/Richard Phillips Feynman という方は、私は存じ上げませんでしたが高名な物理学者さんでノーベル物理学賞も獲られた方であるようなのですが、なんというか言葉の発信力というか伝わりが凄い。

 

強烈な命式なのですよ。

 

 

命式の内容諸々は引用先の記事をご覧ください。

彼は原爆開発プロジェクトであるマンハッタン計画のメンバーではありますが、それはともかく。

 

母ルシールが心配するほど寡黙な子だったが、2歳頃から驚くほど多弁な子になり、父親が購入した大英百科事典をむさぼり読む

 

そりゃあ立て板に水でしたでしょうなあ。

 

11歳か12歳のころ、ラビ達が言っていたユダヤ教の奇跡を少年なりに強引な解釈をして理解、納得に努めていたが、死にゆく登場人物の回想シーンという説話に整合性が見出せなかったリチャード少年は大泣きしてしまう。

驚いたラビは「これは作り話なんだよ」と説明するが、これをきっかけにファインマンの宗教嫌いが決定的なものになり無神論を大っぴらに標榜するようになった。

 

ちょっと笑ってしまう。

まさに自分はこう!というのを強く持つ星の元に生まれた人。

逆にこの命式でヨレヨレしていたら・・・あまりよろしくはありません。

 

電気力学の量子論についてのゼミをすることになったが、ゼミの前評判を聞きつけてユージン・ウィグナー、ヘンリー・ノリス・ラッセル、フォン・ノイマン、パウリ、アインシュタインなどのそうそうたるメンバーが出席した。

 

メンバーすごい!

 

ってそれよりも、ですよ。

のジョーン・ファインマンも実兄リチャードと同じ物理学博士の道に進んでいる。

ちなみに知能検査はジョーンIQ124に対してリチャードはIQ123であった。

 

ジョーン・ファインマンは、アメリカ合衆国の天体物理学者である。

太陽風の粒子と場、太陽と地球の関係、磁気圏の研究、特にオーロラの起源についての研究を行った。

また宇宙船に衝突する可能性のある高エネルギー粒子の数を予測するモデルの作成や、太陽活動周期の予測法の発見でも知られている。

 

ってヨレンタさんやん!って思った人、手を挙げて!

 

ヨレンタさんご存知?

というか。-地球の運動について-』という漫画とアニメご存知かしら?

 

このお話は熱い。熱くてとってもいい!

天動説から地動説へ移行していく時期の、宇宙の真理に人生を賭ける研究者たちのお話なのです。

これが単純に真理を追究というだけでなく、キリスト教・神様絶対の時代なのでそことの兼ね合いで命を懸けざるを得ない。それでも宇宙の真理に惹かれて突っ走る人たちのバトンリレー物語。いやもう最高に熱くていい。

 

そこで情熱をもって真摯に研究し、質の高い論文も書けるような才女ヨレンタさん。

女性というだけで自分の論文を上司にあっさり盗まれる。それも盗作というレベルではなく、彼女の名前を自分のものに全く悪気なく書き換え、それを『君のためだよぉ(ニッコリ』と心の底から思い言ってしまうようなやつ。

ぐぎぎぎ・・・となるような時代背景も見事に組み込まれた作品なのです。

 

 

この物語を見る時、いつも強く玉堂星を思うのです。

こういった先人たちの人生を賭けた熱い研究が連綿と、脈々と連なって今なお存在する学問。文化。芸術。歴史。

そんな背景に自ずと敬意を払い、その尊い積み重ねを大切に継承し、より磨きをかけて完全なものにしようという本能こそが玉堂星。

 

ちなみにジョーン・ファインマンさんも最身強。

 

幼少期から好奇心旺盛で、自然界を理解することに興味を示していた。

しかし女性には複雑な科学的概念を理解することができないと信じていた母と祖母は、ジョーンが科学への道を進むことを諦めさせようとした

それにもかかわらず兄のリチャードは彼女に宇宙への関心を持つように勧めた。

ジョーンがオーロラに生涯関心を持つようになったのは、ある夜リチャードが自宅近くのゴルフ場の上空に出現したオーロラを見るために彼女を誘い出したのが最初のきっかけだった。wiki

 

まあジョーン・ファインマンさんは時代が大きく異なりますので必ずしも重なるわけではありませんが、この系譜の延長上にいた人なのだなあと思いを馳せたのでした。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

The Crescent Moon Bear

 

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