最近見たニュースで書こうかなと思ったこと。
算命学では『 人生の途中でそれまでとは完全に違うカラーの生き方をスタートさせる 』形の命式があります。
たとえば
- それまではごく普通に学校を出て会社員をずっと続けていたのに、途中で急に全てを捨てて出家、後はお坊さんとして生きて行くとか
- ずっと祖国で生きていたけれど、途中から縁も所縁もない外国に移住してその後はずっとそこで生きるとか(短期留学などはこの限りに非ず)
- それまで女性として生まれ育って生きて来たけれど、ある時点でカミングアウトしてそこからは男性として生きる
など。
これを『 魂の旅 』視点で説明してみます。
どんな魂も転生を繰り返して様々な経験を積み重ねていきます。
その最終目標は大雑把に言うと『 全ては愛であることを知る 』みたいなボワンとした、どこかで聞いたような文句でしか表現できないのですがまあそこは一旦置いておいて。
その長い転生道中で大切なのは とにかく自分が当事者になって経験する ということ。本を読む、誰かから伝え聞くなど二次的に体験するのも面白いですが、魂が求めているのは、そしてちゃんとカウントされるのは自分で経験するということ。要は 何事も自分が当事者になって経験せんかったらホンマには分からんぞ と。
なので実体験を積むために
この世に生まれる → 死んであの世に帰る → この世に生まれる → 死んであの世に帰る → リピート・・
を、舞台を変え役柄を変え納得いくまで繰り返すわけです。
そして大抵は1つの人生で1つの役割を経験してヨシ!という感じで進んで行きます。
が、最終目的に到達する前の中間目的が決まっていたりするような場合、そしてそこに早く到達したいけどその前にこれとこれとこれとこれ・・・の経験は積んどかなアカンねん!そして通常速度やったら時間かかるから倍速で行こ倍速で!
みたいな魂さんも存在するのですね。
Youtubeを普通に見る人が大半の中、せっかちさんは1.2倍速とか1.5倍速とかでシャー!っと見ることもできますよね。あれに似ています。
人生途中で生き方が激変するようなパターンの人は、言ってみれば1つの人生で2つの人生を経験するようなもの。魂視点で見れば倍速です。
更に・・・
もっと速く行かれへんの?
1つの人生でパンパンパーン!と全部自分で経験はするけど様々な場面や立場の経験で要点掴んだらそれは卒業、ハイ次!みたいに短期集中講座を1つの人生でいくつもこなすみたいなやつ!
という上の二度運人生コース選択さんより更なるせっかちさん。
これが 天報星 持ちさんです。
この動きというのはこの世視点で見れば
すぐ手を付けるけどすぐ飽きる人 とか
どんどんコロコロ道を変えるからどれもキャリアを深く積み重ねられず云々 とか
変転変化が激しいだけ
などのように見られます。実際そのように表現されますよね。
しかし(本当にただただやる気がなく逃げてるだけで何をやっても続かない場合は別として)
天報星 は 霊感 の星です。その霊感は何のためにあると思てんの?という話です。
そしてまた 天報星は多芸多才、器用な星 です。その多芸多才性、器用さは何のためにあると(以下略)
多芸多才のイメージ
1つ経験する、そして持ち前の器用さですぐ要点を掴んである程度まであっという間に出来るようになる。
そしてそのレベルに到達する頃にはその対象物(人、仕事、環境などなんでも)の確信を掴み、自分の人生に必要なのかそうでないのか判断し終えている。何故なら感性が鋭いから。これが霊感。そして自分には既に必要ではないと真理を掴んでいるのにズルズル続けることに意味はないと分かっているので、パッと次の道に飛び込んでいくことができる。
こうして天報星持ちさんは
- 様々なことに興味を持つ
- 霊感
- 多芸多才性
の全てを駆使して1つの人生で無数の経験を積み片っ端から自分に必要な要点を抑えていきます。
算命学の星の解説は多分に『 この世視点 』での解釈であり、それは大多数の人に分かりやすいので絶対に必要です。
ただ『 魂視点 』で見ると違った解釈ができますし、人の本質は魂なので “ 魂がこの世に生まれて来た目的 ” に沿わない生き方をしているとなーんか釈然としない・・・頑張ってそれらしい結果が出たけどスッキリ幸せを感じない・・・どうしてかな?みたいなことになるので、今後は魂視点での解釈も書いて行こうと思います。
銅版画、千手観音シェー像 by 上原寛
本日もお読みいただきありがとうございました。
これも千手観音様がなさるとさすがに神々しいわね(笑
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