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Yuja Wangさんのコンサートから、天剋地冲の相性など

 

この間ちょっと書いたコンサートに行ってきました。この記事の続きになります。

明日から夏休み、そして週末はまたコンサートへ
皆さんご機嫌よう。 しばらく間が空いていますが、算命学をやめたわけでもこのサイトを放置しているわけでもないんです。 ホントよ!笑 本日で学校の年度末、明日から夏休みに入り少し時間が出来るかも?と漠然と期待しています。 いや、よく考えたら明日...

 

前回の記事では中国系カナダ人と書きましたが間違いだったようです。

正しくはカナダ在住中国人ピアニストさんですね。

コンサート中にずっと考えていたのが

  • 命式から分かるエネルギー値の判定
  • 天剋地冲の相性について

について。

 

まず本日は天剋地冲など、散法の強い相性について書こうと思います。

 

ピアノのユジャ・ワンさんはこう:

従生財格年干破格、干合すると虚気で月干破格。

チェロの Gautier Capconさんはこう:

初旬:石門+天庫、殺印相生格月干破格

 

すごない!?

すごないですか、このバッチバチに真正面からぶつかり合う相性。

冲動と天剋地冲のオンパレード。

この2人のデュオ( 2人組の演奏 )がそして素晴らしかった。

抜群に息が合ってお互いに良さを引き立て合い、最高の組み合わせ。

この二人の組み合わせがこのコンサートの目玉だな、と。

他にもピアノとクラリネットのデュオ、ピアノ・クラリネット・チェロのトリオもあった。それらはまあまあ。

彼女はインタビューでこのチェリストとの関係についてこのように言っています。

相手がなにも言わずとも一緒に呼吸するだけで自然に音楽が流れる

 

だからこそずーっと演奏中考えていたわけですよ、天剋地冲の相性の意味を。

互いに相手の守護神を持つ組み合わせながらも、ここまでぶつかると普通はしんどいと算命学では考えますよね。

あまり組み合わせとしてはお勧めできないと。それは間違いではありません。

ただ、天剋地冲になる組み合わせ、納音になる組み合わせでも上手く行っている人たちはいます。

例えば夫婦。

日干支天剋地冲の組み合わせで互いに相手の守護神がない、なんて最も避けるべき組み合わせですが

私もよく知る夫婦はその辺の夫婦より信頼し合い、もう何年もとても上手く行っています。

 

天剋地冲 は互いに剋し合い、真正面からぶつかり合う

もしくは180度そっぽ向き合う関係で、つまり一直線上の正反対の立場です。

ということは同次元の存在であり、捻じれの位置において互いに接点のない無関係な次元というわけではありません。

つまり平たくいうと、意識しやすい相手であり、60干支中最も強く刺激・影響を与え合う関係なわけです。

 

もの凄い勢いよくお辞儀するユジャさん

 

ところで世の中には大きくざっくり分けて、宿命を生きている人と、宿命から外れて無理な生き方をしている人がいます。

大部分が後者です。

算命学の命式を読み解いていく時に、ご当人が今までどんな生き方をしてきたかが重要になるのは

このどちらのカテゴリーに属しているかによって、命式から導かれた結果をどう現実生活で生かしていくかが変わって来るからです。

合法よりも散法(分離法)の多い組み合わせの相手と組むと色々行き詰りやすいというのは、多くの人が宿命からズレた生き方をしているから。

ズレたもの同士、しかも散法の多い組み合わせ同士の人たちがともに何かを始めると、上に書いた 強い刺激・影響 がマズイ方に出る。

もともと軌道から外れているところ、強い刺激を与えられ更に外れが大きくなるという感じです。

それが両者ともに宿命に合った生き方をしていたら?

自分はこれをするために生まれて来たと分かっていて、実際に宿命に合っている

しかもそこで全力を出し切る( 持っている星を燃焼させ切る )生き方をしている

そんな場合、上記のように強烈な散法ばかりの組み合わせこそが、更なる発展に繋がっていくのだろうと思うのです。

 

算命学では『 たまたま、偶然 』はありません。起こることには意味がある。

この時期、この状態でこの相手に出会ったりこの出来事が起こるということには必ず意味があると考えます。

それまでの経過が一つでも欠ければそれはなかったわけですから。

互いに強すぎるほど強く刺激を与え合える、でも自分の生き方に納得して生きていれば

それをまっすぐに受け止め合え、そんな刺激、強烈なインスピレーションを与え合う存在になるのでしょう。

そしてそれを更なる飛躍に繋げるためのエネルギーと変換して行けるのでしょう。

ただそれは互いにほわ~んと発展していく、運気が勝手に背中を後押ししてくれて上昇していくといったカラーではなく

強い刺激から『 もっと自分はこうしよう 』と底力を更に自発的に発揮していくような関係なので、きっと消耗は大きいとは思います。

 

音を聞くと抜群の組み合わせだった。本当に抜群だったのです。

なのでそんなことを考えていました。

命式を読んだ結果からそれを当人の実生活にどう生かしていくかは

宿命を生きている人と、宿命から外れて無理な生き方をしている人 で異なる

というのは、実はずっと異常干支の読み方を研究している時から気付いていたことです。

しかし素晴らしい音楽を目の前で聴きながら、一人こうして沈思黙考を楽しめることに

今の私は最高の幸せを感じます。

 

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次回は、命式から見るエネルギー値をより細かく見た場合についてです。

Yuja Wangさんのコンサートから、持って生まれたエネルギーの見方
この記事の続きです このコンサートを聴きながら考えていたもう一つのこと。 それは持って生まれたエネルギー値について。 以下に書くことはは常に考えていたことなのですが。 Yuja Wangさんの命式をもう一度出しておきます。 十二大従星から見...

 

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