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鈍痛

 

 

 

 

 

 

 

子供を学校に迎えに行く時、毎回電車でライン川を渡るのですが

 

その光景が本当に好きで、毎度見飽きません。

 

今日は雪がしんしんと降っていたので、特に綺麗でした。

 

 

画像はネットからお借りしています

 

 

 

雪が降っている時の独特の静けさ、雪が醸し出す静寂感が好きです。

 

そして

 

ドイツのこの暗くて寒い空も

きりっと乾燥して冷え切った空気も

雪に降られて凍て付いた木々の様子も

ゆったり大きく流れる静かなライン川も

 

しみじみと好きだなあと思います。

 

街中にいるので自然というほどでもないにせよ、それでも私はドイツの自然の風景が文句なしに手放しで大好きです。

 

この自然の中にゆっくり身を置いて生活して、その美しさと空気を全身に吸収するために私はドイツに来ることになったのかも知れないな、とよく思います。

 

 

 

それでも時々強烈に

 

ああ、この世は生き辛いな

 

と思うことがあります。

 

何故こんなに生き辛いのか。

何故こんなに苦しいのか。

 

 

別に何か困ったことがあったわけではなく、嫌な奴がいるわけでもなく

むしろ何もないどころか何もかも揃っているのに、です。

 

何も欠けていない。

多分全方位的に、全てに恵まれている。

 

 

けれども私の中の

生まれてこの方消えたことのない、静かな鈍痛のような

 

この世に馴染まない感

いつまで経ってもこの世に慣れない感覚

苦手感

 

が時々その存在を主張してきます。

 

 

 

そんな感覚とともにライン川を渡る時

 

ロベルト・シューマンも

 

 

どうせこの手で自らの人生を終わらせるなら

この美しく豊かに流れるライン川に飲まれて自然に帰ろう

 

と思って身投げしたのではないだろうか、などと思いを馳せるのです。

 

 

 

 

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コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    3柱異常干支,命式に干合ばかりの主人も生きにくそうにしています。彼も側から見て、随分と恵まれていると思うのですが。
    普通の人が思う幸せは彼にとっては幸せではない、もっとエキセントリックに生きたい⁈ そんな感じがします。

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