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フランスの本気を見た(1)Petit Palais / ペティ・パレ

 

見たんですよ、フランスの本気を。

行って参りました、今回のパリ行きの大本命 イリヤ・レーピン展

 

 

街のあちこちにもこの Petit Palais(ペティ・パレ)のレーピン展のポスターが貼られていました。

 

地下鉄の通路

 

正面から見るとこう

 

いやいやいやもう嬉しい!めちゃくちゃ嬉しい!モスクワで観たレーピン展が近所のパリでもう一度観れるなんて!!ありがたき幸せ・・・

 

そしてこの『 どの辺がペティ(=小さい)なんですかね?』と聞きたくなるものすごい堂々の佇まい。これでペティならデュッセルドルフの美術館は小屋になるわ・・・

 

 

何故ペティかというと、この向かいにグラン(=大きい)・パレがあるから、それとの対比なのですね。

そっちの方は今工事中で入れませんでした。

 

 

入り口一つとってもすごい。豪華絢爛で美しくてセンス良くてこれだけで後光が射している・・・

 

 

そして中に入ってみますと

 

これ!!

 

うわわわわわわ!!!どうしよう、堪らん!堪りません、私の好きすぎるモザイクの床。このセンスの良すぎる内装の調和といったらもう・・・眩暈がするほど美しいです。どうしよう。もうこの床見ただけで入場料の元は取れてしまったよ。ああどうしよう・・・(錯乱)

 

モザイクのロビーに背を向けて反対を見るとこれ。

 

いや、眼福に過ぎるでしょう!!どうしたらいいんですか私は!?

 

美し過ぎる天井。

 

天窓。アールヌーボーって特に好きじゃなかったのですが、今回のパリで本物を沢山見て180度意見が変わりました。好き。

 

さり気ない一角を撮っても絵になる。この造形美は一体何なんだ・・・この世の中にこれほど美しい建物があるとは。

 

いや、ウィーンの美術史美術館、自然史博物館も相当なものですが、こちらはまた一味違ったゴージャスさが脳を揺さぶってきます。恍惚となるとはこのことか。

 

 

私こういう空間好きだわ。センスと技術のある職人たちが凌ぎを競ってアイディアを出し、時の権勢が贅を尽くして現実のものとする。それをその土地の人たちが代々誇りに思い愛し、大切に手入れし保護し今に至る。美意識の極み。好きすぎる。この空間にだったら毎日でも通ってここの空気から栄養を摂るだけで生き延びられそう。

 

ってこれまだ入り口なのですよ。レーピン展にまだ入ってすらいない。まだ入っていない段階でもう超満足。これほどの満足を感じたのは一体いつ以来だろうか??

 

というわけでレーピン展に歩を進めて参りましょう。

 

つづく

フランスの本気を見た(2)イリヤ・レーピン展
ともにモスクワでレーピンを見た私たち夫婦は息をのみましたね。ペティ・パレでは絵の魅せ方が全く違った。これはすごい・・・。ここにフランスの芸術に対する歴史と思い入れ、美に関するプライドの最高峰に触れることができました。

 

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2021年12月17日追加:フランスのテレビでも紹介されていますね。レーピンはフランスではあまり知られていないらしい。意外。

 

コメント

  1. 弾む心が伝わってきました〜( ´∀`)
    また写真のなんと素敵なことよ‼︎
    心を射抜いたのはプチパレ!←と、美術繋がりの人との間で呼びならわしている( *´艸`)
    しかもアール・ヌーヴォーを見直したとのこと、喜ばしいです!
    仰る通り、よいものを見たことで目から鱗がとれるように考えが変わることってありますね。
    アール・ヌーヴォーと括られていても、作家の個性に加え各国お国柄による表れ方の違いもあって、本当に様々です。
    ご訪問先で、プチパレのようにお目に適えば、またお目に留まるでしょう(^^)
    世界はまだまだ美しいものに溢れていることでしょうね。楽しみですね〜♬
    この世に在るうちにたくさん味わいましょう。
    私は次いつパリに行けるかな(・・?)
    実はゼネストであまりに効率悪かったためすぐの6月にリベンジ予定でした。パンデミックでもちろんダメʅ(◞‿◟)ʃ
    美術の旅はまだ先になりそうです(๑˃̵ᴗ˂̵)

    六旬の月干天剋地冲!
    皆に出るものなんですね(〃ω〃)

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