司禄星 → 車騎星 のエネルギーの流れを考えていました。

(随分前にWindowsのペイントで描いた図で恐縮なのですが)東西南北中央の5カ所。それぞれに2つずつ星がありますが、前後の組み合わせとしてエネルギーが自然にスムーズに流れるものがあります。
司禄星 → 車騎星もその組み合わせの一つ。
車騎星いうのは現実的に人生を前に進めるための行動力、攻撃力。能動性、積極性。
何かを目に見える形で打破したい時に必要な星。
おうっ!
しかしそれが本領を発揮するためには、下準備が必要です。
パッと思いつきで『今だけ頑張ればどうにかなる』的な行動や攻撃は単に場当たり的なもので、悪い意味での徒手空拳。
司禄星 は車騎星を有効に活かすのに絶対に必要な能力。
物事を有効に前進させるために必要な下調べ、有形無形の準備、成功するための練習、何かあった時のためのセーフティーガードの準備など蓄積が本来の能力。

何か大きなことを成し遂げる人。
大きなことをしでかしてしまった人。
そういう人たちはその出来事の裏に必ずエネルギーの蓄積がある。
大きなエネルギーがなければ大きなことは成し遂げられない。それは一朝一夕にはいかないものです。
そこではもちろんその人自体がその出来事に向けて準備し行動したという経緯は必ずあるでしょう。
けれども事が大きければ大きいほど、それを可能にした、その裏に蓄積された膨大なエネルギーはその当人一代で準備できるようなものではないということになります。
目には見えないけれど、プラスの気運が代々蓄積されてきたのであれば、当人の頑張りによって社会で大きなプラスをもたらす出来事に転換できる。発散できる。

けれどもそれが代を経るごとに闇が深くなるマイナスの蓄積であれば。
本来は先代から送り渡されるべき愛のプラスのエネルギーを貰うことができないばかりか、先代のマイナス補填にひたすら奪われ続けるだけの人生を送る場合。

司禄星の蓄積は何も好ましいものだけではありません。陰も陽もあり得る。
巨大なマイナスのエネルギーは当人を心身ともに自滅させるか、もしくは外に向かってドカンと発散されるか。
いずれにせよ延々降り積もった雪の山は必ず雪崩を引き起こすもの。引き起こされて初めてドでかいマイナスの穴が中庸に持っていかれる。

巨大に膨れ上がったエネルギーは必ず中庸に向かって発散されるようになっている。それが自然界。
以前にも山上徹也被告に少し触れましたが

最近山上徹也被告の裁判傍聴記がニュースやSNSで共有されています。
辛いですね。
大好きなお兄ちゃんだったという妹さんの証言からも分かるように

この方は責任感強く、妹は何が何でも守ろうとし、できるだけの努力をした。
“根っから自己中心的で悪い人間” などとはとても言えない。
それが限界まで追いつめられた。
彼はとことんまで追い込まれた。
できる限り踏ん張ろうと努力をした。
しかし社会のどこにも逃げ場がなかった。
そして一人の力でできることには限界がある。
このどこにも逃げ場がなくとことんまで追いつめられる感じ、もの凄くよく分かるのです。息が詰まりそう。
だからこのニュースを思い出しては辛い。
彼がいつから犯行の準備をしたのかとか、どういう情報を得て計画を立てたのかとか。それは有形物質世界の背景でありもちろん重要ではあるけれど、そっちはもう十分でしょう。
そこじゃない。

この世界は陰と陽のバランス出てきていて、有形物質世界と対を成すのは無形の精神世界。エネルギーの世界。気の世界。
そちらは相変わらず手薄。みんな取るに足りないものと軽視しがち。
でも有形物質世界と同じ比重の重要性を持つのです、この世界では。
なのに有形物質世界さえコントロールできれば、無形の気の世界も勝手についてくるだろうというご都合主義で今の社会は周っている。
そうじゃねえだろ、どこ見てんだよ?
といつも思う。
現在の刑法では実際に犯罪行為を行った者(行為者)にのみ責任を問う責任主義がとられ「責任なければ刑罰なし」の原則が存在する。
それでいいと思う。いや、いいのかも知れない。分からない。

けれども問題を根本から解決しようと思うなら。
葉の先が色が変わって病気だ!
葉っぱを切り落とせ!
よし、これでOK♪
じゃない。
それでは全然足りない。
幹から根っこから全部調べなくちゃ完治はしない。
一体どうしたの?
何があったの?
どれくらい傷は深い?
今の状態はどう?
それを癒すのにどうして欲しい?
何が必要?
分かったところで完治するかさえ分からない。
でもそこから始めないと何も解決にはつながらない。

彼のご先祖に一体何があったのか。必ず何か原因がある。
皆が『なんだ、そんなこと(呆)』というような、大抵は皆他人事で軽視するけれどもその陰で死ぬ思いで苦しんだ人が必ずいる。
それも長期間。複数。
でなければあれだけの大きなことを成すエネルギーは蓄積されない。
その思いの蓄積は見えないだけでそこにある。
そんなに都合よくなかったことにはならないのです。
そこを見据えないと本当のところは分からないよ。

だからある意味彼は家系の犠牲者。
彼一人に罪を負わせるのは、本来あまりに酷でありフェアじゃない。
でもこの世はそういうところだ。
そういう決まりだ。
だから辛い。
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本日もお読みいただきありがとうございました。

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