子供ならみんな大好き『ワンピース』。
フランス、ブルターニュみたいな最果ての地のひなびたスーパーにもワンピースのTシャツが売られていたりするほどです。我が子たちも大好きで、長男は全巻持っているのではないかな?
ワンピースのTシャツ
最近、世界で最も売れている漫画がワンピースであると見かけましてね(5億7千万部)。2位がドラえもん。
てことは日本の国民的漫画も、今ではドラえもんよりワンピースなのかしら?そんなに面白いの?
と思い興味を持ちまして。
イメージでは
「海賊王に俺はなる!」でしょ?
がちゃーん!どかーん!わははは!で進んでいく子供アニメなんでしょ?
と思い見始めたのですが
なにこれめっちゃ泣くやん
やたら泣く私(笑)
しかもすっごい笑えるのね、げらげら笑ってる。これは楽しくて面白いわ。そして視聴者を選ばない。難しくない。老若男女に分かりやすく刺さる明るい正義の物語。なるほど、そりゃあ全世界で猛烈に人気が出るわけですよ。
それはともかくびっくりしちゃったのが、ルフィが
ビビちゃんの国の地下でクロコダイル
と闘っている時の音楽がドヴォルザークの「新世界」第四楽章。
。
今から国の再生に向かうシーンだからですね。
懐かしいなあ、この曲も昔家にレコードがあって何度も聴いたものです。
あれを見てから「新世界」が頭から離れず、外を歩く時にヘビーリピートしているのですが、やっぱりいい曲だわ!
というわけでどこかで公演していないかな~聴きに行こう♪と思って探したら、来年1月にケルンでプラハフィルが演奏するわ!これは行かなければ。
(注:ドヴォルザークもプラハもチェコです)
ちなみに世界での漫画の売れ行きは
3位 ゴルゴ13
4位 名探偵コナン
5位 ドラゴンボール
6位 ナルト
7位 鬼滅の刃
8位 スラムダンク
9位 こち亀
10位 クレヨンしんちゃん
11位 進撃の巨人
12位 美味しんぼ
13位 Bleach
14位 ジョジョ
15位 キングダム

ですって。全て日本の漫画。日本の漫画文化も世代を超えて受け継がれ、積み重ねられてきた結果の今ですよね。誇らしいことです。それらをオリジナルの日本語で読むことができる悦楽よ。
でも私殆ど知らないわ・・・少しずつ見ていきましょう。
で、せっかくなのでアントニン・レオポルト・ドヴォルザークさん。
上の『新世界』を作曲したチェコの作曲家です。
Antonín Leopold Dvořák
彼のこの命式を見た瞬間に思ったのが
彼が存命中に丙子の年があったら、そこが一番大変で辛かったはず
でした。
調べてみると丙子の年は1876年。
そして翌年1877年に子供を一気に3人失っています。(注:半年~1年のズレは誤差の範疇です)
- 長女ホセファは生まれてわずか2日後に
- 次女ルジェナは生後11か月で劇薬を誤飲して
- 長男オタカルは天然痘により3歳で
亡くなりました。
そっか、子供に出たのか・・・。
これは3人がここで世を去っているから彼は無事で生き延びたとも、その後活躍できたとも言えます。それが「よかった」「悪かった」ではなく、運というのはそういう動きをするものです。何かで落ちると別のどこかで上がる。夫婦間、家族間、親族間ではそれが顕著に出ます。
(私の先祖にもよく似た命式の人が2人。1人は生まれてすぐ、もう一人も20代前半でお亡くなりです。彼らは現象が自分に出た人。)
この3人はアントニン・ドヴォルザークを生かし、彼の運の底上げをするというために短期間の人生を選んだということもあるかも知れませんね。そこまでは算命学では分かりませんが「この世界に無駄なもの、無意味なものなど一つもない」というのが算命学の姿勢ですのでね。
でも最初の子供3人をそこまで一度に亡くすなど絶望感は底知れぬものがあったでしょう。
彼はその子たちのために鎮魂歌「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」を作曲しています。
。
でもその後6人の子供たちに恵まれてきっと傷も癒えたでしょう。そうであればいいな。
本日もお読みいただきありがとうございました。
大阪で見かけたミュシャの看板。ミュシャもチェコの芸術家。
おまけ:
こちらは Mischa Maisky/ミシャ・マイスキーでドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴いた時の記事です。

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