記事の予定を変更してまた霊感話になります。
中高生時代のキラキラ度と離郷との関連性について の記事で書いた同窓会。
あの同窓会はそもそも私が小学校の時バレーボールクラブを引率されていて、生徒たちに人気絶大であった超熱血漢の先生のことを大好きな当時の生徒たちが今も途切れることなく時々同窓会で集う( 今回はたまたま私ともう一人の一時帰国時期が同時だったので私たちがきっかけになった )という流れのものでした。
その先生は私にとっては小学校4年生で宝塚に引っ越してきた時の最初の担任であり、私は当時とても背が高かったというだけの理由から、そのバレーボールチームに引きずり込まれる形で小学校卒業までクラブ活動でお世話になりました。
でもその先生は約3年前にお亡くなりになって、私が最後にお会いできたのは24歳で渡独する直前の自分のコンサートの時。
その時も今回の同窓会メンバー複数と先生がいらして下さって、それっきりお会いすることはなかったのです。
なので今年に入って先生の訃報を聞いて、私は随分滅入っていた時期がありました( この辺の記事 )。
その先生に昨晩再会しました。
始めは確かに特に意味のないごく普通の夢だった。
途中から急に変わります。
いつも通り癇癪を起こしている次男を何とかしないと・・・と、上の食堂でケーキでも買おうと思って次男の手を引いて、とても古い木の階段を上がって2階に上って行きました。
分かりにくいけど壁の向こうは食堂
上り切った先にある、廊下と食堂を隔てる壁についている窓を外から覗き込むと、なんと先生がお食事中。
びっくりして
ハッセン(先生の当時のあだ名)、会いたかったよ~!
どうして先に死んじゃったの!?
とドストレートに聞くのですが、その段階で私はものすごい号泣しているんです。
その時には彼はもうこちらを向いて当時と同じニッコニコの笑顔で立っておられて、開いている窓越しに手と手を握り合っているのですが
この窓の向こう側はあの世で
こっち側はこの世で
二人ともこの窓を超えて反対側には行ってはいけない
ということを私ははっきり認識しているのです。
そこから少しずつ目が覚めて
ああ、現実世界に戻って行ってるな
というのが体感としてものすごくクリアに分かって、目が覚めたらやっぱり顔は涙でじゃぶじゃぶでした。
そして手には、白くて冷たくて小さい、爪の角の一つが尖っていて握った時にチクっとした、あの先生の手の感触がはっきり残っていました。
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私は小学校当時、その時期があまりにも辛くて苦しかったというのもあって実はその先生はちょっと苦手なところがあったのです。
が、先生は私のことをとても可愛がって下さって、私がドイツに来てからの(私が不参加の回の)同窓会でもいつも楽しそうに私の話をなさっていたと今回も色々な友人たちから聞きました。
私は当時から社交性は極めて低く、特に転校してきた先といったような既に出来上がっている新しい環境に慣れるのが死ぬほど苦手で苦しくて、出来れば息をひそめて気配を消して誰にも気づかれないようにとりあえず卒業だけしよう・・と思っていたのが、何かとその先生に表舞台に引っ張り出されてあの活動、このイベントと参加することになっていました。
そりゃ当時はそれがめちゃめちゃ苦しかったです(しかし顔では笑っているので誰にも気付かれない)。
でもそんな “ 友人との交流に関して超後ろ向き ” の私が、35年も経った今でも友人たちに気にかけて貰えて、こんな滅茶苦茶遠いところに居るにもかかわらず繋がりを持って仲間に入れて貰えてるのは、どう考えてもその先生のおかげなんですよね。
もちろんただの夢かも知れません。
でもほんの少しでもお会いできて嬉しかった、というお話でした。
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