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メスト・エジル Mesut Özil氏のドイツサッカー代表離脱表明(1)

 

( 彼の命式解説はこのシリーズの最後の記事に載せます。)

 

 

サッカーに興味のない方はご存じないお話かと思われますが、サッカーに興味がないことに関しては右に出る者がいない私でも知っているくらい酷かった、ドイツサッカー代表チームメンバーの トルコ系ドイツ人、メスト・エジル氏への社会を挙げての人種差別的猛攻撃。

 

ドイツ国内での彼に対する風当たりは以前から強かったのですが、5月にトルコの大統領Recep Tayyip Erdoğan ( レジェップ・タイイップ・エルドアン → )と一緒に撮った写真を公にした時から『 サッカーの政治利用だ 』なんだと彼への攻撃は一層激しくなり、ドイツがワールドカップであっさり敗退してからは猛攻撃は過酷を極めていました。

 

 

その時の写真、真ん中エジル氏、右が大統領

 

 

 彼については随分前に記事を書いています

 

モテる男の命式:エルドアン(1)

 

モテる男の命式:エルドアン(2)

 

 

 

もう一度書きますが、私はサッカーに1㎜も興味がないので( 自分のTLが完全にニュースフィードと化している )ツイッターを眺めていてもサッカー関係は完全スルー。

それでも私の意識に入ってくるほどエジル攻撃の記事が多く、それにぶら下がるコメント欄をうっかり開こうものならちらっと見ただけのこちらが精神的ダメージを食らうほどの人種差別的罵詈雑言の嵐。

 

これ彼は相当辛いだろうな・・・ぐすん

 

とぼんやり思っていたのですが、彼が賢かったのはそれに関して どこかの大国の大統領のように いちいちアホみたいなコメントを出さず沈黙を貫いていたところです。

 

 

それが先日、722日に遂に彼はツイッターで正式に思うところを述べ、二度とドイツ代表としてピッチに立たないことを表明しました。

 

 

 

 

 

これがUPされた時、日本時間の5時くらいかな?かなりの早朝だったのですが、結構な分量の文章にもかかわらず私はリアルタイムで全部読んだのですよね・・・

( まだまだドイツ時間が体から抜け切らず日本で変な時間に起きています ショック

 

 

でも!

 

今見たら全文日本語訳してくれているサイトを発見。

ご興味のある方は以下のサイトでご覧になれます。

 

エジルからの言葉〜第1章:トルコ大統領表敬への正当性

 

エジルからの言葉〜第2章:メディアとスポンサーへの批判

 

エジルからの言葉〜第3章:連盟会長を辛辣に批判、そして代表引退へ

 

 

抜粋:

 

僕には二つのハートが存在しており、1つはトルコ、もう1つはドイツのハートだ。

 

僕は母からどこから自分が来ているのか、先祖のこともしっかりと考えるように教えられてきた。

この写真撮影は政治や選挙といったテーマとは無関係で、あくまで僕の家族の国の最高位の高官に対する敬意を示すという意味しかない。

 

僕にとってはむしろ、大統領に会わないことの方が家族に対して敬意を示さないことになる。

僕は家族中から誇りにされている人間だ。僕にとってその大統領がどんな人物であろうが全く関係ない。

ただ大統領であるということだけが重要だった。

政治の高官に対して敬意を示すということ、それはイギリスのメイ首相やエリザベス女王も行なっていることじゃないか。

ドイツの大統領なのかトルコの大統領なのか、そんなことは僕には関係ないよ。

 

多くの人が、僕のパフォーマンスについて語っている。

褒めてくれる人もたくさんいるし、批判する人もまたたくさんいる。

新聞の記者や専門家から、僕がプレーした試合でミスを指摘されるならばそれは受け入れる。

僕は決して完璧なサッカー選手ではない。もっとハードにトレーニングをしていく、そのモチベーションになるんだ。

でも受け入れられないのは、ドイツのメディアが幾度となく、僕が二つの国のルーツをもつことについて悪意をもって伝えること。

たった1枚の写真を、ドイツ代表全体がみせたワールドカップの失態の理由のように言うことだよ。

 

( ´∀)σσ 明日に続く 

 

 

 

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