はい、これが私が日曜日に聴いたMischa Maisky/ミシャ・マイスキー、ドヴォルザークのチェロコンチェルト（動画はポーランド、ワルシャワの舞台）。あの最後だけ突然スターウォーズになるあの曲ですよ。
しかしあれだな、この曲がスターウォーズになってるんじゃなくて、スターウォーズのテーマ曲書いたジョン・ウィリアムズがドヴォルザークに影響受けてるんだな、多分。だって丸被りやもん（笑）
そして私が聴いた時もこの動画と同じく、アンコールはバッハのサラバンドでした。
さて。
調舒星ってとてもこだわりが強いので、そこを突き詰めていくと完璧主義になります。
好きなものは好きやし気に食わんもんは要らん。存在してくれてる分にはどうぞご自由に、でも自分に要らんもんは要らんですよと。そして『好き』の範疇がめちゃくちゃ狭い。
それが中殺されたり何だりであの世にぐっと近くなるともっと濃くなる。もと鋭敏になる。二段重ね、三段重ねとなるともっとだろうね。
で、以前も書いたこれ。
繊細ゆえに完璧なものに憧れ、全て自分の手で完全なものにしようとし、思うようにいかないと激しい反発・反抗心になりそれは死をも辞さないほど。
思うように上手く行かないと人は創造と破壊を繰り返したりするものですが、例えば
◎ 中殺された龍高星：創造する → 創造物が気に入らん → ぶっ壊す → またゼロから作り直す（以下リピート）
◎ 中殺された玉堂星：創造する → 創造物が気に入らん → それはそこに放ったらかしておいて別に創造をスタートする → 創造物が気に入らん → それはそこに放ったらかしておいて（以下リピート）
なんて感じなのですが、これが調舒星になると
◎ 中殺された調舒星：創造する → 創造物が気に入らん → こんなもん創造しちまった自分が許せん！ → 自分をぶっ壊す （完）
調舒星人が完璧主義を拗らせると
完璧でない人生に意味はない
みたいにならないとも限らない。
そこでいう『完璧』も世間一般の言う『完璧』であればまだいい。結構な組織に所属し、結構な役職を得て、結構な場所に結構な家を持ち、結構な財を所有し、結構な家族が揃っていて云々・・・そんなであればまあ実現しやすいだろうし、それを目指す過程でも到達した暁にも周りに理解されやすい。
でも濃縮系調舒星の場合『完璧』の独自の基準にも無茶苦茶こだわる。こだわろうと意識してではなく、既に内にある理想がややこしい。
そこがまあ～～理解されない。また仮に到達したところで理解されにくい。
そしてある瞬間にその完璧状態に到達できたところで、すぐ更なる完璧を求めて満足し切れない。満足が継続しない。そんな中弱っている時にふと
こんな完璧でない人生に意味はない、ならば・・
みたいに極端に走りたくなるという思考よなあ、と思うのでした。
それでですね。
私は三柱異常干支＆冲動集中爆撃くらう系特殊加工済み調舒星人でありながら異常なほど忍耐強いのだわ。まあ実家という地獄で生き抜かなければならなかった故、生まれた時からある意味スパルタ教育。あれに比べりゃ全ては許容範囲よと。
そんな私でも運気的にあれもこれも重なると全部まとめて放り投げたくなる時もある。全部というのは〇〇の全部、ではなくあれもこれもすべての全部。
でもしないのは忍耐力が半端ないから。
ということは逆に考えれば。
私ほど忍耐力がない人で同じような宿命の特性を持つ人が過酷な運気周りの時、つい全部放り投げてしまうことはあるだろうことは想像に難くないわけですよ。そりゃあそういう人もいるでしょう。理解できてしまう。
もちろん自力で人生を強制終了することは避けた方が良いでしょう。そこに異論はない。
でも。
ふとそういう “気” が訪れて気付いたらあの世に行っていました、という人のことをやっぱり責められないな
とよく思うのです。そういう人たちを責めたくない。
あれ？そんなつもりじゃなかったのに？？って人は実は結構いると思う。
もちろん魔が差したとかうんたらとか他にも様々な切り口で説明は出来るでしょう。
ただ算命学を加味して考慮した時、最後に踏みとどまれなかった人を責めるのは違うなと、私は強く思うのです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Muse 1920 by Alfons Mucha, Czech (1860 – 1939)
応援ありがとうございます♪ 
コメント
初めてコメントさせていただきます。
毎回興味深く読ませていただいてますが、今回はとくに「まさに！」と思う内容でしたのでコメントしました。
私は宿命ニ中殺持ち、しかも中殺されているうちの一つは調舒星（東）でもう一つが龍高星（中央）です。中殺されていない星が貫索性なのでなんとか保ってはいますが、なかなかハードです。
佳代さんが書かれた「自力で人生を強制終了することは避けた方が良いでしょう。そこに異論はない。でも。ふとそういう “気” が訪れて気付いたらあの世に行っていました、という人のことをやっぱり責められないなとよく思うのです。そういう人たちを責めたくない。」というこの言葉、本当によくわかるし、同感です。
20代の頃にお付き合いした当時大好きで尊敬でき結婚を考えた彼が「どんなにきつくても〇殺は考えられないんだよなあ」と言うのを当時聞いて、すごくまっとうだし、正しいとも思ったのですが、同時に「そこに至る人はそう思うほど辛い気持ちになったにちがいない」と思う私もいて、そこまでの辛く苦しい気持ちになったことがない彼をうらやましく思ったことを覚えています（このことが原因ではありませんがそのあと彼とはすぐにお別れしました）。
当時は彼のことが大好きだったので↑のように感じてしまう自分が変で、彼のように考えることができない自分に自信をもてずにいましたが、後年、算命学を知り、そしてこの度佳代さんが言語化してくださったことでとても救われるような気持ちになりました。
そのことを一言お伝えしたくコメントさせていただきました。ありがとうございます。これからも心に響くブログ楽しみにしております。
自〇を考えられないという人はきっと健全にたっぷりの愛情をもって育てられたのだろうなあと推察します。ちょっと羨ましいです（笑）
コメントありがとうございました。