何故こうも大勢の若人たちは働かないのか。（Weltより）
15～24歳の若者たち50万人以上が労働に従事していない。常に求人はあるにもかかわらず、職業訓練を受けるわけでもなく、大学で学ぶわけでもない。
人は彼らをNeetsと呼ぶ。
ニートが複数形になってる・・・のはまあいいとして、ドイツにもニートって言葉が導入されたんだねえと思いつつ読み進めていくと
ニートとには以下のような人たちが含まれる：
– 学校や大学を中退した人– シングルマザー
（以下色々）
ってえええ！？なんか違いませんかコレ？？シングルマザーはニートなんかい。
それはともかく、この世界にはもっともっと多様な生き方があっていい。
人生を猛烈に極限まで仕事に突っ込みたい人はそうすればいいし、長くゆるく学生を続けたい人はそれでもいい。正社員だろうがバイトだろうが、働こうが働くまいが、既婚だろうが独身だろうが子ありだろうが子なしだろうが好きに生きればええやん！とめちゃくちゃ思います。
人というのは一律同じように出来ているわけではないので、皆が皆朝から晩まで同じ時間、同じ度合いで勤労奉仕するなんて普通に考えて不自然すぎるんだよ。普通と言われるレベルじゃ全然足りんわ！という人もいれば、普通レベルなんて（体力気力的に無理すぎて）やってられっか！という人もいる。
それの何が駄目なんだ？
富の極端な不均衡を是正して、今この状態から『誰もがまあちょろっと働くくらいでも生活していけるわ』という状態に変えれば、最初しばらくは社会は混沌とするでしょう。それが何年なのか何十年なのかは分からない。
けれどもそれでも『誰もがまあちょろっと働くくらいでも生活していけるわ』状態がキープされるのであれば、人は必ず働き出すものだと思う。
毎日が夏休みみたいなのは実は相当苦しいはず。ただ遊ぶだけ、ただ休むだけ。最初は英気を養うのに良くても段々それに飽きてきて、どうせぼちぼちでも食っていけるならやりたいことで社会貢献してみよっかな♪となるのが人間だと思うのですよね。
それは命式で見てもそう。
のんびりほのぼの生きるということに無理がある人は結構いる。何だかんだ動き回って、社会貢献して、有り余るエネルギーを周りの皆のために使い喜ばれることこそ幸せの根幹だぜい！みたいな人も大勢いる。
放っておいても働こう！となる人なんて山ほどいる・・というよりそういう人が殆どなのだよね。そしてそれが良い悪いではなく、そういう人もいるしそうじゃないタイプも存在するというだけの話。
いわゆる『ご立派なポジションで生きる人』がニートと呼ばれる人たちを嬉々として槍玉に挙げるのは、ご立派かも知れないが自分に無理をしていて本当のところは不幸だからだよ。自分はこんなに無理をして立派と言われる生き方をしているのに、こいつらはのほほんと生きやがって許せん！が本音。
他人の粗探しをしている間は、自分の姿を見なくて済む by 三島由紀夫
ホンマこれ。
本当に自分の人生に邁進し、その生き方に満足して幸せを実現できているのであれば、人の生き方にいちゃもん付けたりしないんだわ。そんな暇ないんだよ。
つまりニートが悪いのではなく社会の方が不自然でおかしい。その点でまだまだここは猿の惑星だから。
果たして人間社会はいつになったら猿の惑星からレベルアップするのでしょうね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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応援ありがとうございます♪ 
コメント
激しく同意いたします…!
思わず読みながら頷いていました。
今の社会は結局のところ自分たちの権力を守りたいだけの既得権益層たちが勝手に秩序を騙り好き放題しているだけだと思います。
算命学のいう陰陽五行のようにそれぞれに違った役割や生き方があるし、本来の調和のとれた社会を目指すべきなのになぁともどかしい思いでいます。
みんな同じでいいなんてまさに猿の暴論だと思います。
少しでも世界が良い方へ向かえばいいのになぁと微力ながら願っています笑
佳代さんの仰るような考え方がノーマルになってくれればいいなと思います。
文明がここまで発達して全員が生きていくくらいなら衣食住十分賄えるくらい地球上にあるはずなのに、人間の欲はとどまるところを知らないですからね。人よりも自分は満たされている、上なのだと思える何かがないと自分を支えられないくらい、殆どの人は愛情欠如状態で生きているのでしょう。だから直すべきはそこなんだけどな・・とよく思います。