前回の続き:
じゃあ守護神があったらどんな感じなのか。
この守護神というのは、心が現実にも精神にも偏らずバランスを取るのを助けてくれる十干。
図にすれば
赤い縦線がばたーんばたーんとあっちゃこっちゃ傾いたり倒れたりしないようにしてくれる存在、というのは前述のとおり。
というとこんなイメージかも知れませんが
全然違います。無茶振りの尻拭いをしてくれるわけではありません。
こんな都合の良い守護神はいないのだ。そしていても困る。
また単純に全ての人が 現実50:精神50 と半々になればええやんな♪という話でもありません。
( 全体の五行バランスを見て取る守護神はここで話している調候の守護神とは別 )
各自に絶妙のポイントがある。その絶妙のポイントをキープ出来ていれば心が安定するわけです。
そしてそのバランスポイントから外れ始めると、守護神が支えてくれ・・・・ません。
ちゃんと自分で自分を支えられるように自分で気づいて軌道修正しなさいよ、と教えてくれます。
最初は 違和感 として。
どれだけ調子に乗ってまだまだ行けそうでも、自分にしか分からない微細な感覚で「 あれ?」という違和感が出てきます。
要は宿命から外れないように守護神が教えてくれるということなのですが、守護神はそれが役目なので違和感を無視し続けて何とかなったわ~♪ということはまずありません。軌道修正させるまであの手この手で気付かせようとしてきます。
最初は微かな違和感だけだったのが、そのうち頑張れば頑張るほど裏目に出るようになり、以前と同じようにやっているのに結果がおかしなことになって来たり、健康を害したり会社が潰れたり首になったり・・・
それは
オマイは一体いつまでそんなところでそんなっしょーもないことしとるんや!はよ目ぇ覚まさんかい!
の愛の鞭。
(ゴゴゴゴ・・・)
出て来る現象が大きなものになるほど、身近で図のような守護神が燃え上がりながら手に持った鞭で( or剣で)ばちばち自分をしばきにかかってると思って下さい。
それは宿命に合った生き方に軌道修正せざるを得なくなるまで追い込む愛の鞭。
本来この世に生まれてきた目的はいわゆる『 世で持て囃されること 』とは違います。いや、重なっていることもあるけれど、この世基準で設定されていないのでそことはまるで無関係な目的があったりするのです。皆それを完全に忘れて生まれて来るのですが、生きて行くうちにそんな目的があったことに気付いて行き、実現していく。そんな大事な過程を蔑ろにして、外側の『 世で持て囃されること 』にばかり拘泥してる場合か?と気付かせてくれる存在。
あんた自分が自分にそっぽ向いて生きてるぞ?!というメッセージ。
そして『 俺たちが何とかしてやろう 』ではなく、自分で気付いて自分で何とかするんやぞ?と諦めず見捨てず諭してくれる神。その意味での守護神なのです。
そうしてそれでこそ本当の意味で心のバランスが取れる。
だからこそ守護神二透干で『 科挙の命 』なんて言われる恵まれた命式でも、刑務所に入ったり、ホームレスになったりすることもあるのです。つまり守護神を『 この世で都合よく生きやすくなるよう便宜を図ってくれるすごい力を持った便利屋 』的な捉え方をしていると全然違うということ。
守護神の存在を私なりの感覚で捉えて私の言葉で説明するとこんな感じです。
私はこれを子供の頃から何となく気付いていた・・・にもかかわらず、やっぱり外側の世間が言う『 これが良し 』に引き摺られ、長い間自分の感覚を無視して生きていました。が、あれやこれやを人生で経験し、その上で算命学に出会って『 そっか、自分の感覚は正しかったのか 』と気付いたわけです。
なのでここ数年は絶対に違和感を無視しないようにしていますし、常に自分のあり方に関して自分の感覚に確認しつつ進むようにしています。
そして今のところそれでOKなのか、以前は何度かしばいて頂いた(笑)この守護神ではなく
随分上品で繊細でおっとりしたこんな感じの守護神が居てくれている感じがしています。
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