相変わらず面白いわ、結婚物語さんのブログ
昨今の結婚市場では専業主婦希望は望まれず
バリキャリ共働き希望女性が人気!
というお話なのですが、その辺 全く別の視点=算命学的視点 から書いてみますね。
先に記しておきますが、以下は別の視点からの結婚生活の見方であり、結婚物語さんの記事内容を否定するものでは全くありません。
算命学では 【 男も女も人として同価値であり、どちらが上・下というのは ない 】 というのが大前提 です。
但し。
結婚して子供を持つと ( 特に算命学で家庭の完全体とされる男の子のいる家族になると )、家庭を維持するためのそれぞれの役割というのが出てきて、どうしてもそれ以前のようにはいかなくなると考えます。
人の価値は同じだが、役割分担は変わってきて位置関係が出て来る、と。
僕も私も独身時代のように好きに仕事をして人間関係もそのままに
家の中でも自分のことだけして
稼いだお金は半々で共同生活形態♪
これ子供がいなければまぁOKですよね。
楽しい自由なDINKS生活。
そのまんま行けるわ。
無問題。
それが子供が一人、二人、三人・・・
と増えるにつれてそうは行きづらくなってくるわけです。
そりゃそうだ。
だいたい妊娠・出産・育児だけ取って見ても
女性は命懸けなわけであり
出産ではあちこちベリベリ裂け出血し倒し
内臓は元の状態に戻るのに何か月も要し
だからといってそのために十分な休養を取れるかと言えば
子供は毎晩何分間隔で泣き散らし寝る間もない。
自らの回復もままならない。
そのために仕事の調整はしなければならない
周りの人間関係も今までのようには行きづらくなる
あれもこれも大変化の嵐。
それで以前と同じように何もかも通そうなんて、無理がありすぎる。
ていうかな。
普通に考えて、人間一人体内で9か月かけてゼロから育てて生み出すんですよ?
それを人間レベルゼロから育てるんですよ?
人間ですよ?
観葉植物に週1水やりゃいいって話じゃないんだわ。
一体それがどれだけの大仕事か、あまりにも軽視され過ぎてるでしょう。
女性も子供をたくさん産み
一生正社員で働き続ければええやん♪
と何も考えず 軽く言う人 は
妊娠出産 = 誰でもしてる排便
程度のイメージしかできない阿保なので
百害あって一利なし、ばっさり切り捨ててOKです。
で
子供ができたら家庭を維持していくのに
それまでのDINKS的発想では無理がある
というところに戻りますが
これ算命学では
だから女性は子供を産んだら家をキープするのに専心せよ
男は家族のために外で働け
なんて 一言も言っていない のです。
子供ができて家族形態が変わったら、二人の役割がそれまでとは変わることを自覚せよ
それが分かれば
夫が専業主夫で
奥さんが外に出てバリバリ働いて稼ぐ
でも全然いいわけです
そうは言っても私は子供をたくさん持って仕事も続けたい という人も
やっぱり専業主婦希望だ という人もいるでしょう ( もちろん中間の人も )。
どちらかが稼ぐ&どちらかが家のことを一手に引き受ける
という形じゃなくてももちろんいい。
それぞれに可能な生活形態があります。
人によって全然変わってくるのは当然です。
これを命式で見てみると
ものすごいザックリですが
命式の赤で囲ったところに
天南星、天禄星、天将星
なんかが出たら、エネルギーが有り余ってるので、仕事も家事も両立できるのです。
逆に子供たちの手が離れてきているのに専業主夫 ( 主婦 ) なんかしていたら、持て余すエネルギーで家庭を歪 ( いびつ ) にしかねません。
そんなんじゃ持って生まれた宿命を消化できないからだよ!
それに加えて 天報星 なんか出た日にゃ
あれもこれも器用に一気にこなす手際の良さ があるので
趣味、介護、お稽古事 その他云々・・・
を付け加えても同時進行、全然行けるでしょう。
自分の命式を見てみる? → こちら
ただ、上の赤で囲ったところに出て来る星が
天馳星、天極星、天報星 みたいに
あの世の星であり、エネルギー値が低い場合
( もちろん他の星との兼ね合いも見ないと正確なところは分かりませんが )
人生の壮年期に体力があまりない。
というか 大分ない。
子沢山 且つ ストレスフルな社会人人生
を 同時継続 は命式的に見てちょっとしんどいかもよ ?
となったりします。
そんなんじゃ持って生まれた宿命と現実がズレすぎてるからだよ!
そういう人はいちいち算命学の鑑定を受けなくとも自覚があるはずです。
それを
専業主婦だと肩身が狭い
周りにどう思われるか分からない
といった 世間体重視&自分の本質無視 主軸に進んでいくと
どこにその歪みが出るか?
はい、毎日のように出て来る
- 親による子殺し・虐待
- 学生~中年 ( もしくはそれ以上の年代 ) の引きこもり
- 家族の病気
- 熟年離婚
- キレ散らかす老人
- 浮気
- または自分が病気になる
などの現象として、長い時間をかけて表れて来るわけです。
子育ては ルーティンワークになっているもののほかにも
特にまだ手が離れない年代では突発的に発生する雑用の連続 です。
子育て=終わりなき山のような雑用の丁寧な消化
と言っても間違いではないでしょう。
それを
雑用の一部だけ見て 『 これくらいのこと 』 と軽視し
妊娠出産=排便程度のもの と認識し
挙句の果てには自分の分も相手に家事を押し付け
ゴミ捨て程度でイクメン気取り
面倒で大変な部分は女性側に丸投げして見て見ぬフリ
男性は ( 稼いだ分は家庭に入れはするが ) 今まで通り一社会人としての生活形態はあまり変えない
しかし女性には自分と同じように正社員で朝から晩まで働いてバッチリ稼いで欲しい
当然家事は全部完璧にこなして欲しい
妊娠出産子育ては大したことでもないから奥さんにおんぶに抱っこ、全部丸投げ
これぞ理想の家庭~
ってそれを万人に期待するのは無理がありすぎる。
上でも書いたように
それができるしやりたい!
という人はどんどんすればいいと思います。
でも人には各自事情がある。
持病のある人もいるでしょう。
ちょうどひと段落ついて次のステップへの過渡期にいる人もいるでしょう。
それを 『 既婚 』 というタイトル獲得のためだけに自分に合わない相手とくっついてしまうと、後々しんどいだろうな・・・とよく思うのです。
というわけで、自分にピッタリな人と、お互いに満足いく生活スタイルを築いていけるといいですね。
そこに到達するにはやはり持って生まれた宿命を消化する
持って生まれた星 ( 能力・エネルギー) を使い倒すのが一番早いのです。
Hilterfingen by Paul Klee, 1895
全然パウル・クレーっぽくないデッサン。
しかしさすがのセンスだわ・・・
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