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ドイツの祖父母に思うこと(追記あり)

 

夫の祖母( ドイツ人 )は15年ほど前に亡くなっています。

口から生まれるとはこういう人のことを言うのかというほど休みなく喋り続ける人でした。私たちは結構何度も泊りがけで彼女を訪ねて行っていたし、目上に重宝される午未天中殺の本領発揮でか?私もエライ可愛がってもらえていて

 

今ご存命であればよかったのに、きっと子供たちに会うのを喜んでくださったろうにな

 

などとよく思っていました。

 

でも今は違うな。

ウクライナにおける一般市民に対するロシア軍の蛮行を見るたびに、彼女が話していたことを思い出すのです。彼女の話は毎度戦時中のことが多かったのですが、その中でもドイツの降伏前後ベルリンに入ってきたロシア軍がどれほど暴虐の限りを尽くしたか。女性は皆襲われ、物は盗まれ破壊され、一般市民も大勢命を落としとにかく無茶苦茶だったという話を繰り返ししていました。上手く逃げられた人は良かったけれどそれが叶わなかった人は悉く・・という。もし今ご存命であれば当時と全く同じ光景を目の当たりにしなければならなかったでしょう。それは想像を絶するくらい辛いことだと思う。

 

一方夫の祖父は軍人であり、スターリングラードの闘いから生還した人でした。あの最も過酷を極めた戦地から一体どうやって?!と思うけれど、40人の部下を生きて国に連れて帰ってきたというのが自慢だったらしい。私はお会いしたことがないけれど、その祖父ももしご存命であれば

 

え!?あいつらまだこんなことやってんの?もう21世紀よ!2022年よ?

80年前から全く進歩がないって一体どうなってんの・・・

 

と呆れ果てたことだろうと思う。

 

戦後ドイツはこれでもかというほど戦中のことについて国を挙げて反省し、ほぼ毎日のように当時の話が流れ、専門家が出てきて話し、常に追悼イベントがあったり国の代表が各国に出向いて謝罪したりしている( のでやり過ぎだろ、自虐好きかよという批判も実は多い )

日本はそれとは比較にならないけれど一応8月の終戦の時期には毎年『 戦争はこんなに酷くて怖くて苦しい、悲しいものなのでダメです 』といった情に訴えるやり方に偏ってはいるものの学校でも平和教育がなされ、戦争は避けなければという意識はまあ根付いていると思う。

 

ロシアではどうだったのだろう?この80年、一体どういう教育がなされてきたのだろう?と全く想像がつかないので、純粋に不思議に思う。

今あるロシア軍の姿は教育の賜物(悪い意味で)なのか、それともドイツ人だろうが日本人だろうがやはり同じ環境に放り込まれたら同じようなことをしてしまうのか。

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Seeing off a recruit by Ilya Repin 出兵する人とのお別れの場面

 

追記:

しかしこのツイートにくっついているリプ欄を見ると( 以下掻い摘んで訳した )

そう、これがロシア人よ。私たちチェコスロバキア人は1945年から知ってる。何も変わってない。

そう、これがロシア人だ。私たちフィンランド人は1809年~1907年だけじゃなく1939年~1945年にも経験してる。何も変わってない。

そうよ、これがロシア人。私たちウクライナ人は1930年代のホロドモールを忘れていないよ。あれ以降何も変わってない。

私の祖父母は1930年代生まれだけど、当時ナチスと比べてもソ連軍は酷かったと。私たちはあの頃から随分変わったけど、ロシア人は明らかに何も変わってない。

それはポーランドの親戚も言ってた。ナチスはモンスターだったけどソ連軍はそれよりもっと最悪だったと。

ハンガリーでも同じだよ。彼らは当時目に付く女性は片っ端から全て暴行した。

ポーランドからブルガリアまでの東ヨーロッパ人は皆ロシア人の野蛮さを知ってるよ。1944から何一つ変わってない。

ルーマニアでも全く同じだ。ドイツ兵は組織的で礼儀正しく、時には謝罪したけれど、ソ連軍からはとにかく逃げなければならなかったと祖母は言っていた。彼らは誰かが指輪を着けているのを見つけそれが抜けなければ、あっさり指を切り落としたと。

そう、ロシア人ってそう。今90歳の私の祖母は1945年にベルリンにいたけど、当時13万人の女性がロシア兵に暴行され1000人はその後自殺したらしい。

ホントそれがロシアのやり方だよね。リトアニアも1830~1860~1940~1991あたりでその辺よく知ってるよ。

ここイランでも全く同じだよ。ここはプーチンの傀儡政権の下全体主義で成り立つ国だ。ここでも同じような残酷な犯罪があったよ。あいつらホント大嫌い。

僕の祖母はカリーニングラード出身なんだけどさ、ロシアに併合された後やっぱりすごくたくさんの女性がソ連兵に暴行されたって。

 

みたいなのが延々・・・。やっぱり色々な国視点でもあの国は変わっていないようですね。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. コロナ軽快、本当によかったです。
    隔離期間、お疲れ様です。
    欧州でのロシアの評判。やはりそうなのかと読みました。ナマの声、貴重な翻訳ありがとうございます。
    先日も樺太や千島列島侵攻の件書いてらっしゃいましたね。同時期に満州も攻め込まれていて、記録や記憶が残っています。この冬ちょうど引き揚げにまつわる『流れる星は生きている』を読み痛ましさに震えたところでした。
    その野蛮さ言語に絶しますね。
    戦争の狂気とはいえ、80年の間には人類も少しずつ進歩しているのだが、
    やはりソ連崩壊まではその進歩の外にいて崩壊後のロシアでもあまり進歩はしていなかったということでしょうかね。
    蛮行を聞くと、何故か ミュシャ《スラブ叙事詩 ロシア農奴解放》と
    映画『動くな、死ね、甦れ!』を思い浮かべてしまいます。
    苛酷な大地で、マナーだのプロトコルだの言ってられっかい!ということかと思っちゃうんですよね。
    しかもその土壌にあのバレエなどが花開くのだもの。人間って底知れないです。
    それから、平和への取り組み姿勢に関して…
    日本の民主主義は敗戦によって上から与えられました。
    今世界各地の内紛とか内戦とか見ていても、自分で成熟し勝ち取らないことには真に身につかないのかなと思います。どこまで他国が介入していいのか…(欲得ずくもあるし)
    とはいえ、世界を股にかけ武器が進化して影響や事の重大さが、
    欧米が成熟してきた過程とは違いすぎますものねぇ。

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