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有事に本質は表れる、むしろ隠せない

 

今日ニュースを見て驚いたのがこちら

 

 

ドイツは今現在コロナ対策のベッドが15万床、集中治療者向けのベッドが1万床 空いている と。

アジアで始まって大ごとになったコロナ、その頃はドイツもまだまだ対岸の火事状態でしたが

イタリアの状態を察知して本格的に火がついてからの対応はそりゃもう見事でした。

全方位的に隙のないよう準備を進め、そのために各方面の専門家の意見を敬意を持って受け入れ

チームワークからの作戦会議、戦略決定、発表、実践までの流れの見事だったこと。

その統制の取れっぷりったらもう。

そんなわけでコロナ対策として『 いつでも大波来いよ 』状態で医療畑も準備万端にしてあるので

病院全体の満床率が平常時と比べて30%も落ちていて、ベッドに空きがありすぎるので

不要不急の入院患者や手術予定者ももうちょっといれてもいいかな?

という余裕らしい。

実際フランスやイタリアから重症患者を何人も受け入れています。

 

いや、すごくないですか?

 

ドイツは医療従事者のために防護装備が欠如するといけないので、最初マスクなどの輸出を禁止したのですよ。

でもその後結構すぐ、必要な分は確保できたのでEUの仲間たちの分も準備できます!といって輸出再開。

まず自分を満たさないと、本当の意味で周りを助けることなんてできない

を国単位で見せてくれた凄いお手本です。

 

311の時も現在のコロナ禍も、ひいては阪神大震災の時も強く思ったのですが

こういう有事に人の本質ってくっきりハッキリ出ますよね。

むしろ絶対に隠せない。

 

(1)今目の前にある不都合で怖い現実を何とか誤魔化して、ないものとして過ごす、でも全部分かっているふりをする

それでいつの間にかうやむやに事が過ぎ去ってくれないだろうかと全力で現実逃避する人

(2)誤魔化すよりも、そこから垣間見える未来がとんでもなく恐ろしく見えてしまうようなことでも、出来るだけ正確に事実を把握し現実に向かい合おうとする人

 

左:不都合な真実 右:都合のいい嘘

 

(1)の人はたとえそれが動かせない事実であっても、全力でそれを見ない振りをしようとします。

『 そのままでは日常の平和どころかあなたもあなたの家族も命が危ないですよ 』と教えてもらっても

現実逃避を邪魔するのは絶対に許せない!よってコイツは敵!と見做し全力で抵抗します。

現実に向かい合って生き延びるくらいなら死んだ方がマシ、が本音。

でもそんな本音すらカッコ悪いのでなかったことにして、この現実逃避こそが正しいのだ!と気炎を上げます。

 

一方(2)の人は本当の意味で『 生きている 』人。人生を捨てていない、自分を大切に出来る人。

(2)の人は(1)の人に当然助けの手を差し伸べますが、(1)はそうすると現実を目の前に突き付けられて激しく抵抗します。

怖いのです。

本当の意味で生きるということが。

このまま何となく薄っすらそれらしく形だけ取り繕って、薄ぼんやり生きる生き方を続けたい。

そして言うに事欠いて「 良くない想像をしたり言ったりしたら、それが潜在意識に刻印されてそれが現実になるから云々 」などと迷信に縋ろうとしたりします。

 

今回のコロナ禍で分かったのは、こういう有事には国の在り方、キャラクターもびっくりするほどくっきりハッキリ出るということ。

311も阪神大震災も一国でしか起こらなかったので、各国の対比みたいなことにはならなかった。

でも、今回は時差はあれど、ほぼ同時に全世界で同じことが起こっているわけです。

 

その意味で、ドイツは逃げない国。

現実を真正面から受け止めて、出来ることを片っ端から体当たりで対処できる国ということが分かりました。

完全にこの国を見直しました。

 

 

コメント欄、このページの一番下にあって分かりにくいのですが、良かったら何でも書き込んで下さいね。

 

 

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