夜、窓を開けて寝ると気持ちがいい季節になっておりましてね、こちら。特に朝方なんかもう温度がいい感じに下がって
わ~最高~♪
今こんなに気持ちがいいと思っている人は世界中探しても私以外いないでしょ~
ああ気持ちがいい~最高~!
などと思いながら寝ていたのですよ。何という至福の時。
春?
この気持ち良さはこの土地ならではだと思いますね。←ちょっと前までドイツに帰るのが嫌だとビービー言っていた人とは思えない発言。
窓開けてても虫が来ませんし。
年中この季節だといいのになあ。
(久しぶりの機能不全家族をテーマにした記事です。長いかも!)
今日偶然見つけたこちらの本
『毒親絶縁の手引き DV・虐待・ストーカーから逃れて生きるための制度と法律』
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とてもいい!
試し読みの内容がとても良かったので即買い、まだ7割くらいしか読めていませんが、今まさに地獄を生きている人たちにとってこれはもの凄く実用性に富み助けになるはずです。これは標題にもあるように毒親だけでなくDV、虐待、ストーカー行為など積極的に加害してくることが常となっている身内から如何に生き延びるかの指南書。
私は割と最近
毒親といういい方はちょっと違うのかも知れない
同じ『子供にとってマイナスとなるような親の役割をまともに果たせない親』と言っても十把一絡げにはできず
①積極的に加害してくるのか
②生活能力の欠如などでただただ『親としてすべきことを果たせないゼロ状態(加害意欲もゼロ)』なのかでは天と地ほどの差があるよなあ
だって
①長年に渡って強奪され続けでっかい穴が開いた状態になるのか
②水を与え手入れされプラスをもたらすということはないながらも、奪われることもなかったのでゼロ状態のままなのか
では大人になった時に仕上がりの風景が全く変わってくる。
前者は加害親とした方が現状を把握しやすいのでは?
などと考えていたのですが、まさに序章でそれに準じたことが書かれています(100%同じではない)。
つまり標題こそ毒親という言葉が使われていますが、中身は一貫して加害親で説明されている。
私がこの本を高く評価するのは、“現実にあの手この手で血眼になってこちらに実害を加えてくる身内” から逃れ、人生を立て直すための法律的、手続き的あれこれが微に入り細を穿って懇切丁寧に書かれていること。
それだけではなく著者ご本人が(社会的生命だけでなく身体的生命を脅かし続ける最悪レベルの)本物の加害親からのサバイバーでいらっしゃること。
こういった本は実際に地獄を歩いて歩いて、そして生き延びて今があるという人でないとどうしても妙なヌルさが混じります。
よくあるのは
それでも親も大変だったのだから~感謝して~あなたが態度を改めれば相手だって~オホホ~♪
と『理性的で常識的で賞賛に値する人格者のワタクシって深いとこまで理解できちゃって全方位に配慮もできちゃう優秀さもあってスゴイでしょ見て見て私を褒めて!!』の愛に飢えた承認欲求臭ダダ洩れ会場。Amazonチラ見しただけでも 反吐が出るような それ系が目を汚しにきますね。
現実を知らない温室育ちのお花畑
この本にはそんな腐臭が一切ない。
儒教や家父長制・道徳規範云々などの社会通念・慣習などから意識的に完全に切り分けて、あくまで法律上の権利をベースに実務的に説明がなされているのがありがたい。
たとえば
【暴行罪について】
殴る・蹴る・叩くといった直接的な暴力はもちろん、胸ぐらをつかむ、着衣を強く引っぱるといった行為でも暴行罪が成立することがあります。
他にも光・音・熱・冷気などを使って危害を加える行為は、罪に問われる可能性があります。
たとえば過去の判例では水やお茶をかける、塩をふりかける、煽り運転をする、狭い室内でわざと爆音を鳴らすなどの行為で実際に暴行罪が成立しています。
また危害を加える目的がなかったとしても、驚かせるつもりで石を投げたり、脅しのつもりで刃物を振り回せば暴行罪に該当します。
なお暴行罪は、暴行によって被害者が怪我を負わなかった場合に成立する犯罪です。
加害親の中には、子どもに傷や痣がないから犯罪ではないと主張する人物が散見されますが、この主張は通らないということです。
未成年者の行動を極端に制限する行為はネグレクトです。
とかね。
そうなの!?私がされていたこともネグレクトに該当するんだ・・
といったことが続々と出てきて、誰にもとっつきやすいようにとても分かりやすく書かれています。
認めることはつらいかもしれませんが、ここまで紹介してきた行為はいずれも虐待です。心当たりがたくさんあるのならばあなたは被害者である可能性があります。
もし「確かに酷いことはたくさんされているけれど、実の親だし……」と悩まれているならば、防衛機制や共依存について調べてみることをおすすめします。
多いですね、こういう人。
自分の親が変で自分はとんでもない人権侵害を被っていたのだと事実に気付く人は氷山の一角。実際にはどれだけの子供たちが・・・と想像したくもありませんね。
現実に加害親から避難し生活の拠点を別に移す時
- まずどこに相談すればいいか
- どこはやめておいた方がいいか(血縁はやめた方がいいなど)
- そのために日常生活でどんな準備をすべきか
- その際何に注意しなければならないか
など、この本から本当に多岐に渡って具体的な指南を得ることができます。
40年前にはこんなのなかったわよ!
まさに40年前の私にものすごく必要であった本です。こんな本が欲しかったなあ。
というわけで現実生活を送る上で、実際に命を脅かす目に見える危険や、社会生活を全力でぶっ壊してくる血縁加害者からどのように身を守ることができるのかはこの本がバイブルのように助けになると思います。
これは今世を生きる上で有形物質世界、現実世界の助けですよね。
では算命学はどんな立ち位置でどう役に立つの?
それを次回の記事で書きましょう。

本日もお読みいただきありがとうございました。
いい感じで撮れた見返り美人。
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