息子が作ってくれたパスタ。美味しゅうございました。
さて。
昔読んだ本か何かで『今・ここ』に意識を集中すれば余計なことを考えずに済む、全ての問題は解決しますといったような説がありました。ふむふむ、なるほどと素直にとりあえずやってみる龍高星人の私は一時期それを意識していましたね。
しかし何というか、しっくりこない。
私の集中力が足りないってこと?もっと頑張らないといけないの?などと思いつつも少しずつ頭から消えて行って。
本日は 過去・現在・未来 のどこに意識を置いてますか?の話。
愛情と財の星でお馴染みの禄存星。
その源流は過去も未来も立ち入れない現実のみの世界、つまり過去のことをあれこれ悔いたり、未来への理想や夢・ロマンも少ない。今ココ現実一辺倒主義、というかそこしか意識に上がって来ない。
禄存星と兄弟星の司禄星。
司禄星もその日その日を積み重ねていくその在り方そのものが司禄星。なので未来を見据えた大きなロマンなどはなく、今日この瞬間を精一杯生きるところに本質と良さがあるという星です。
一方自らの理想、夢、ロマンに思考の根源があり、それらの完璧な実現至上主義の調舒星。今ここという現実や周りの常識、体制に自分を寄せていくなんて無駄無駄無駄無駄ァ~人生の無駄遣いィ~!なので現実的な生活云々などを思考の中心に持って来るのは苦にしかならない。そこでは 生きる=理想とする美の実現 であるため、その実現が今でなくとも、今世でなくとも、たとえ100年後200年後であっても叶うならばそこに賭ける!という星。そのためになら今日を生きることができる。
自然と歩みを共にすることを哲学と信条とする鳳閣星。あるがままを良しとする。
今あるがままの環境や状況にアジャスタブルに生きることを至上とする。なので10年20年といった長期的計画を立てるのは苦手、過去に思いを馳せる必要もない。だって 今あるがまま100% なのだから。
品格のある知恵の星、玉堂星。
玉堂星には世代の積み重なり、歴史の流れを経て脈々と受け継がれる伝統を受け継ぎ守るところにその使命がある。なのでその意識は現在にありながらも過去を尊重するというところから、往々にして過去に向かいがち。
という風に十大主星の一部を考えるだけでも意識の時間的置き所が随分異なります。
そこに
- 過去・現在・未来を自由自在に行き来する想像空想アイディアの星、天胡星 や
- 超現実主義、目の前の現実生活こそが何よりも大切な健禄星
- そもそも 過去・現在・未来 という時間の区分なく直感100%で存在するあの世の星、天馳星
などの十二大従星が加わり、天中殺グループの性質が加わり・・・云々でその人が過去・現在・未来のどこに意識を置いて生きているか、どこに意識を置いた方が良いのかが変わってきます。
殆どの人は基本誰かの、社会の役に立ちたいと思っているでしょう。誰かの役に立てればとても嬉しい。なので自分が上手く行くとその方法を『こんなんありましたー!上手く行きましたー!』と声高に皆に教えてあげたくなる。それは素晴らしいことです。
でもその上手く行く方法というのは、その人にとっては上手く行く方法であった。そこがキーになって壁を突破できた。それがその人にとっては真理だった。
でもそれが他の人にとってのキーや真理であるとは限らないのです。だって皆持って生まれた性質も傾向も異なるのだから。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ということを考えると
私が昔『今ここ』に意識を集中しても、どうりでスッキリしなかったはずだわ~
というのが分かるのです。算命学ってこういうことも分かっちゃうので本当に有用。
出雲中海白魚採り, 1924 by 織田一磨 涼しげでいいですね。
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