戌亥天中殺の人は ≪家系の流れ≫ および ≪今この瞬間≫ が中殺され、そこに現れる現象が全て希薄になります。
で、家系の流れって何よ?を陰陽に分けると
- 時間的なもの(有形物質界):DNA
- 空間的なもの(精神世界):家系のカラー、家柄、先祖の恩徳など
なのですが天中殺では空間が無になる、虚となる。
よって 家系のカラー、家柄、先祖の恩徳など が希薄になる。そこには期待できず、家系の流れから外れていく作りになっています。はみだし運ですね。
これは例えば家系の流れを川そして淡水魚の世界だとすると、そこに海水魚が突然変異で生まれた!みたいなものです。その水に馴染まない。だから生家のものにも親族にも変わり者だと見做される。
例:川を泳ぐシャチ
家族は仲良くあるべきで~血が繋がっていれば分かり合える~♪
みたいなのが何故か暗黙の了解になっているこの世の中では、必死で頑張っても何故か血族の中で浮いてしまい理解者を得られないというのは辛いでしょう。特に若い頃は。
しかも戌亥天中殺の中殺される場というのは上の家系云々だけではなく ≪今この瞬間≫であり ≪心の支え≫ となるところでもあるのです。
つまり心の支柱がずっと中殺され虚の状態であるので、心の支えが最も少ない天中殺グループともいえる。
ということはひっくり返して考えると、人生の命題が 常に心の修練を積むこと になるのですね。
シャチとして川にいる。
何か合わない。
苦しい。
もっと自分に合う世界に行きたい。
そう思うはず。
でもここにいる限りはとりあえず食べ物はあるから飢え死にする心配はないし、合わないとはいえとりあえず血縁者も沢山いるし・・・
って水が合わないんでしょ?
ちゃんと呼吸できてるんですか?
海水魚なのにずっとそこにいたら身体を壊すのでは?
という話です。
ならば親族の恩恵に与ることなく、自分一代で新しい世界を作っていけばいいのです。
これが自然界が与えた運命の条件で、それを満たす人生を進めば自分のエネルギーを完全燃焼することができる。
それが自分に与えられた人生行程の条件。
そして現状への満足感や充実感とは縁が薄いけれども、だからこそ心の修練を積みそんな作りの自分が納得のいく生き方を見つける。
戌亥天中殺という天中殺グループを見ただけでも色々分かって面白いものですね。
これを見て
あら~戌亥天中殺の皆さん大変ねぇ~
と思ったあなた。
大丈夫、みんな違って皆大変(笑
でも嘆くことはない、そういう作りでそういう個性だというだけで、それに沿う生き方をすればいいだけの話ですから。
シャチは大海に出てのびのび泳げばいいだけなのですから。
本日もお読みいただきありがとうございました。
もっというと何故淡水の世界に海水魚が生まれてきたかというと、その家系の世界にそれまでとは違う全く新しい風を吹き込んでくれる誰かが必要だからですよ。
同じようなカラーばかりでは煮詰まってしまうこともある。
家系の新陳代謝促進要員ですね。
でもシャチは海に出てしまったら関係なくなるじゃない?って?
そこでDNAの繋がりですよ。
全く別のところで生き人生を終えようとも、DNAの繋がりはなくならない。
見えない部分でちゃんと家系に影響を与えているものなのです。
なので安心して大海原に飛び出してしまおう。
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