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離婚は失敗ではない

 

こちら側の善意を当然のものとして平気で食い潰すような人と一緒に居てはいけない。

自分が少しでも周りに評価されるように、少しでも楽して生きて行けるように、自分が少しでもいい気分でいられるように、周りの人間をその意思を無視して平気で駒のように利用してもいいと甘え切った態度で生きている人の近くに居てはいけない。

ましてや自分が人として成長しようとするところを逐一妨害して来たり、自分の幸せを一緒に喜ぶどころか妬嫉に狂って叩き潰しに来たり、逆に自分の失敗や辛さを大喜びするような人とはすぐ縁を切るべきなのです。そんな人に時間を捧げるには人生はあまりにも短すぎる。

 

たとえそれが血の繋がった家族でも。いや、家族みたいな近い距離の人間であれば猶更影響は無視できないので、離れるべきなのだと思う。

 

The Tempest 1821 by Theodore Gericault 西洋版羅生門?

 

時々書いているように私は猛毒母の元、典型的な機能不全家族で育ってきたわけですが、その中で父はどうであったか。

機能不全家族の典型的父親像そのまんま、家では常にイライラしている気の狂った妻のヒステリーの矛先が自分に向かないよう息を潜め、その矛先が自分に絶対向かないよう娘を盾にして確実に娘が攻撃されるように、目の前で子供がどれだけ無茶苦茶な暴言を吐かれようが理不尽なことをさせられようが完全無視。もしくは妻と一緒になって攻撃する。それ以外のことには何の関心もない、全てどうでもいいし面倒臭いという人でした。

 

そういう父には何の趣味もなかった。友達もいなかった。

でも若かりし頃仕事でゴルフに行ってそれが楽しかったらしい。家にゴルフセットがあったこともあるし、TVでゴルフの番組を見ていたこともあった。それを全力で叩き潰したのはやはり母だったのです。

 

あなたは!ゴルフなんて金持ちの道楽だって軽蔑してたくせに!今は自分でやりたいって!?

前と言ってたことが違うじゃない!!!

 

とかなり長い間しょっちゅうキレ散らかしていたのを覚えている。そのうち父はゴルフを諦めた。ゴルフセットは母が捨てた。

 

ここまで読んで父を可哀想だと思われるだろうか?私は思わない。何故自分の意志で立ち上がって、どんな形であれそんな状況を改善しようとしなかったのか分からない。当時もずっと思っていた。大人なんだから何とかしてくれ、とにかくこの地獄のような環境を改善して子供である私を守ってくれ、と。その願いは全く叶わなかったけれども、その結果彼の人生はどうなったか。

 

最後まで小企業のサラリーマンを続け、虚栄心からお金もないのに持ち家タイトルを手に入れなければ気が済まない妻の言うがままに一戸建てを買い、趣味もなく、友達もなく、定年後は( 私が実家にいた時に負わされていた役割である )妻の気の狂ったヒステリーの的となり、静かな余生など望むべくもなく死んでいった。人生を妻に散々に食い荒らされて死んでいった。

注:亡くなったのは今ではないのでお悔やみの言葉などは結構ですよ。

 

父の命式は指揮者の小澤征爾さんのそれと酷似しています。

( 続きは次のページ )

 

コメント

  1. はじめまして。いつも佳代さんのブログを楽しみにしている算命学初心者の者です。

    私の父母の話とよく似てるなぁと思いながら拝読していたところ、ん?ウチの父も小澤征爾さんの命式とよく似ている気がする…
    確認しましたら、月干支と年干支が逆以外は全く同じでした。生年中殺、準八相局の財局持ちです。
    父も毒母に完全に虐げられていて、陰転してるとしか思えない状態です。庚辰は魁罡と言われてますが、天印だし、男性は妻の言いなりになりやすいのでしょうか…(^^;;
    父も離婚することなく、母の気狂いぶりに振り回されながら夫婦関係を全うして生涯を終えそうです。

    • ぽみさんのお父様も命式めちゃくちゃ似てますね!てことはお母さまも身強もしくは最身強で陰転系でしょうか・・・
      じゃないと身強の庚辰を食い潰すなんてなかなかできないですからね。
      でも親のこととはいえ、親もいい大人なんだから子供ができることなんて限られていて、結局自力で何とかするしかない。なのでどうぞお好きに頑張って下さいねとしか言いようがないですよね。

  2. うちの父もこのタイプです。毒母と毒弟に小突き回されながら生きているでしょう。父は社会的地位もあったし職業柄離婚対策の知識はプロ並みにあったはず。なのにしなかった。子供や自分を幸せにする努力以前に基本的人権の保障の獲得すらできなかった。弟は私やエリートの父より素質は数段上。恵まれた知能と、ギリシャ彫刻といわれた美貌を持つのに地方有数の有名中時代から10年以上引き込もっています。つくづく人は能力ではなく、自分を幸せにする選択ができるかと言うことな気がします。父は幼稚で情けない男にすぎないと見切っています。

    • そうなんですよね、社会的地位もお金もあった方が良いには決まってるのですが、それは幸福には直結しない。そこじゃないですよね。
      どこかで主導者(家庭では親のどちらか、もしくは両者)が思い切って舵を切らないと、毒素は年々濃くなって取り返しがつかなくなっていくだけ。
      弟さんもせっかくの知能と美貌、今後それを生かせる時が来るといいですね。

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