この記事からの続き
晴明さんは命式に害と生貴刑を二重にお持ちです。
害についてはこれだけ長くサイトをやっていながら今まで書いたことがないのでは?と思います。
害も刑も私は宿命に持っていません。
勉強はしましたし現在進行形でも結構やっているので、もちろん意味は知っています。
なので鑑定の際にももりもり織り込みますし、必要なことは全てお伝えします。
ただ自分の宿命には持っていないので、コトの裏側からの理解にまだ到達していない感じなのです。
分かりやすくいうと、頭では理解できて知っていてもお腹の底から感覚で
「 ああ、これはこういう感じ。こういうこと。」と、とことんまで掴み切れない。
それが記事にしていなかった理由。
それはともかく、位相法には冲動・刑・害・破・三合会局・半会・支合・方三位なんかがありますよね。
その中でこの害法だけは、実は明治初期、つまりかなり最近になってから漢方医学者たちが発見したものです。
算命学は宇宙の理で人間を捉えようとするのですが、地球の地軸が傾いている以上そこに流れる気は地軸の方向に流れている
そしてそこに存在する人間の体にもその傾きに沿った気の流れがあるはずだと考えます。
しかしどの世界にも無形の世界と有形の世界、精神と現実、気と体、といったように一つの極点を中心に陰陽があるわけで
害法を持つ人は肉体には地球の気と同じ流れがあるのに、精神はその流れに沿わない、90度の角度で横切る形で気が流れていると考えるわけです。
つまり 精神と現実、気と体の完全不一致状態 がその人の常態になる。
平たくいうと、意図するところと現実がそぐわない。
こうしたいのに現実はこうならない。現実はこうだけど、それは自分の意図するところと違う。
これはストレスになりますよね。
常にそんな感じなので、害を持つ人は体力の消耗が激しいわけです。
だからといって思うところと現実が合うように持って行けた場合、それは宿命と現実が一致しないので
何かしら別のところ、別の時期に修正を取ろうと不具合が出てきたりする。
まぁそこからストレスを溜めると〇〇の害の場合は何々( 内臓など )が弱りやすい、みたいに見ていくわけです。
漢方医学者さんたちがこの法則を見つけたのも頷けますね。
右が清明さん
って害だけでもしんどそうよね?
晴明さんはその上生貴刑も二重に重なってる。
刑も分離条件なので人、特にこの方の場合は目下の存在とぶつかる。
私がよく考えるのは、そういったこの世で生きていく上で普通に考えたらしんどいよね、という条件が濃く出る命式について。
そういう人は何故そんなしんどい条件を携えてまでこの世に生まれて来たのか。
多分前世やあの世で大分アレな行いをして、罰として
みたいにしんどい条件を天罰として 押し付けられたわけでは ない と思う。
また、そういった生きやすさとは反対の条件を 甘受して、我慢して この世に生まれて来た、というわけでも ない と思う。
本当はもっと積極的に
“ どう考えてもこの条件が揃ってないとできない何か ” をするためにこの命式で生まれて来た
絶対にこれがないと困る
これがあるからこそ、どうしても今世でやりたい〇〇が他の人には無理でも自分にはできる
くらいの必要性がその持ち主にはあるに違いない、とよく考えるわけです。
だからこそ、そこまでこだわったその目的を、是非今世で見つけてもらいたいのです。
でももちろん平凡に皆と同じようなことをしていても難しい条件ほど使いこなすのは難しく
乗り越える壁は大きく多い。
しかもそれを使って実現する今世の目的が具体的に何なのかは、本人が見つけるしかない。
算命学で宿命を読んで行って、大枠や大体の方向性、時期、エネルギー値などは分かっても
じゃあそこから具体的にどう細かく、どう選択していくか、そもそもやるのかやらないのかなどは本人にかかっているわけです。
微調整をしながら方向転換、修正を繰り返し、人生の宝物に辿り着く。
そんな大切なことは本人でなければできないようプログラミングされている。
他人が代わりにやってあげて良いものでもないはず。
その宝物を見つけ、実現する過程自身も実は宝物なのだから。
なので平凡に生きていては生かすのが難しい組み合わせを持っている人ほど
わざわざそんな組み合わせを持ってまで生まれてきたのだから
きっと何か『 そう、これ!これがやりたかった!』という何かがあるはずだ
と思うし、それを見つける手掛かりになる鑑定が出来れば本望です。
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