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大事なヒントは日常生活のあちこちに

 

久々にいい映画を観たんですよ。

ベン・スティラー主役の 『 ライフ 』 ( 2013 )

この映画のトレーラー、日本語版はうじゃうじゃ余計な言葉が画面に入っていて実に邪魔なので英語版を貼っています。

いや~、めちゃくちゃ良い映画やったよ!爆  笑

ベン・スティラー扮する、仕事は実に真面目にこなすけれど自信のない、空想に逃げる癖のある大手雑誌社の写真係が、少しずつ小さなことを決意して、思い切って行動に移していくことでめっちゃカッコいい男になっていく話なのです。

それも 『 カッコいい男にならなくちゃ 』 という方向性ではなく

ただただ一生懸命仕事に打ち込む、その結果、というところもすごくいい。

ベン・スティラーって昔はただの面白い兄ちゃんキャラの俳優でしたが

今はそれに加えて渋みが増してすごくカッコよくなってます。

あれには驚いたな。

年齢を経るほど素敵になる男性っていいよねえ!

ところで私の大好きな本の一冊に、パウロ・コエーリョの 『 アルケミスト 』 という本があります。

この本は一人の少年が夢を実現すべく

ことあるごとに出て来る “ 前兆 ” を拾って進んでいく話なのですが

この本って何故かスピリチュアルカテゴリーに属するとされています。

でもあれ、極めて現実的な話ですよ?

そして映画 『 ライフ 』 がそれとすごく重なるのです。

『 ライフ 』 も目的達成に繋がる道標として

日常生活のあちこちに “ 次の一手 ” に繋がるヒント、メッセージ が出て来ます。

これが本人はなかなか解読できなかったり、見落としたりするのですが

空想に浸るだけでなく現実に行動しよう!

と決めてから加速的にそのメッセージを拾う能力が上がっていくのです。

これさ、この能力。

本来誰でも持っているものです。

でも小さい頃から感情を出しては 「 そうじゃないだろ 」 と否定され

考え・意見を述べれば 「 間違っている、生意気だ 」 とやたら否定され

これぞ素晴らしきお手本ぞ!!を掲げられ、やむなくそれに近付くように洗脳される私達。

その中で

自分の感覚を信じたり

違和感を確実に拾い上げたり

自分の価値観を大切にすること

そういう本当に大切な能力がおざなりにされたまま、何十年も慣性の法則で

つい外側

ここじゃないどこか

自分ではない誰か

に救いを求めてしまう。

正解を探してしまう。

『 ライフ 』 でも 『 アルケミスト 』 でも

ヒントは日常生活の全く特別でないシーンに紛れて出て来ます。

それはケーキの包み紙に書かれたメモであったり

自分に迷惑を掛ける悪漢の親指であったり

日頃 「 いや、そんなんせんでええのに・・・」 と思っている母親の癖であったり。

私たちの日常生活で言えば

映画のセリフだったり

TVCMの画面に映る文字であったり

私のようにさり気なく勧められた本であったり。

人生で大事なヒントが与えられると言われると

何だか頭の後ろに輪っかが神々しく輝く

白いひらひらした衣装をまとった神様らしきナニモノかが現れて

有り難き神言をそれらしく授けて下さる・・・お願い ナムナム

それ以外は大して気に留める価値もない

と思いがちですが、そうではない。

気になった言葉、絵、写真・・・

何でもその瞬間に否定せず、取り敢えず

ああ、そうなんだ

と一旦自分の中に受け入れてみるだけで全然変わってきます。

そうするとどんどん自分に必要な情報って分かって来るんですよね。

大事な道しるべをキャッチする能力が精度を上げていきます。

そしてこの映画の中で私の内側に一番強く飛び込んできたのはこれ。

きっと今後の私の人生に、重要な意味を持つんだろうなと思っています。

とはいえ流石にベン・スティラー。

教訓くさくならず、最初から最後まで一瞬も飽きるシーンがなく

また彼独特のユーモア全開でゲラゲラ笑える部分が盛りだくさんで

最初から最後まで本当に楽しめました。

そして最後泣くよ、ホント。

素敵すぎて。

というわけで大お勧めです グッ

余談:

『 アルケミスト 』 は大昔、ちょうど私がドイツに行こうと

ほぼ決意はしたものの、そこから実行までの期間に下の弟が

この本ええで♪

と勧めてくれたものです。

なので写真に映っているのは古いバージョンの装丁で、今は文庫で買えますね。

その時に夢中で読んで

来た。これは間違いなく “ 行け ” って合図だわ。

と判断し

何の後ろ盾も語学力も財力もないのに

楽器一本だけ持って思い切って渡独することにした当時の私

Goooood Jooooob!!花火

とこの本を見るたびに思います。

本当に渡独の時の荷物にこの本を入れて持ってきたのです。 なつかしい

 

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