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~ 本日は長いです ~
その痛みを優しさに変換するのか憎しみに変換するのか。
永遠のテーマですよね、この世で生きるものにとって。
やっと最後まで辿り着きました、日本の誇る忍者漫画、世界の「ナルト」。
何年も前に次男が目をキラキラさせながら

ナルトはさあ、話が進めば進むほどどんどん面白くなっていくんだよねえ
とうっとり語っていたのを見て、子供をこんな表情にさせる作品って一体何!?と興味を持ちわたくしもスタート。しかし隙間時間にちょっとずつ・・・で何年もかかっちゃったわ!(なにしろ全100巻!)
こちらは三男が幼稚園くらいの時に描いてくれたカカシ先生

なるほどこれは世界中が虜になるってばよ!(←ナルトの口癖・笑)
最初は平穏な少年漫画ながら、話が進むにつれての激熱展開が凄まじい。わたくしもすっかりファンでございます!
で、途中いくつも算命学的に解釈することができ、こりゃ算命学の理解を深めるのにいいや!と思いご紹介いたしますね。
(注:まだご存じない方へ、ネタバレが入るかもです)
才人と徳人
物語は主人公うずまきナルトと

ライバルのうちはサスケ

を軸に展開していきます。
で、両者ともにかなりハードな星の元に生まれて…というシビアな生い立ち。
そのつらい経験をどう人生で生かそうとするのかが実に対照的なのです。まさに陰と陽。
それがこの二人の個人間のお話かと思いきや、実は何世代にも渡って続く家系の因縁、因縁の連鎖(出た!笑)
登場人物多く流れがややこしいので、骨子の部分だけAIに図にしてもらったものがこちら。

(根っこはまさに日本版「カインとアベル」どっちも死なないんだけどね)
両系列共に、常に命の奪い合いで子供すら息つく間もなく暴力と流血に巻き込まれる戦乱をどうにか終わらせ、平和を実現し保ち続けたい。願うところは完全一致。なのにその実現行程が真逆のカラー。
表左側の流れ:インドラ → うちは一族 → サスケ の流れ側は
和合協調なんてヌルい。目的は力で達成する!

の力技系。
一方、表右側の流れ:アシュラ → 千手一族 → ナルト の流れ側は
エネルギーとは人々の心を理解し愛をもって初めて生かせるもの、信頼を得ることで人々は絆を生み仲間を作る。絆なき力は世界に恐怖と災いをもたらすだけだ。(注:この世界ではエネルギーはチャクラと言われます)

という和合協調派。

実にいいですねえ、実に良い。(←満足げ)
我々の世界でも本質的には同じことをやっていますよね。
平和を実現&保つために核兵器を持つの?使うの?抑止力として持ってれば力バランスを取りやすいよね?でも威嚇するだけではなく他国とも腹割って話し、常日頃から繋がりを大切にし、互いに仲間と認識して協力し合う方がいいよね?ってね。
これは国同士の関係のみならず、個人でもそうです。社会で生き抜くためにはどうすればいいか。
ここで出てくるのが算命学の才人と徳人の概念です
サスケ君のうちは一族は

皆大変優秀。天才。一人で何でもできてしまう系の優秀さ。
その上更に家系の遺伝子で受け継がれる特殊能力もある。しかも眉目秀麗ときたよ。
なので周りを納得させねじ伏せるだけの実力に関しては誰にも劣らない。努力だって怠らない。
しかし思考が尖りすぎて周りを寄せ付けないし、仲間意識も薄い。周りと馴れ合わない一匹狼系。繋がりがあるとしても目的達成のためだけで、その個人の心や人となりは見ない、どうでもいい。
これが極端な才人。
一方ナルトの系列は

一に仲間、二に仲間。仲間の幸せなくして平和も自分の幸せも実現なんてできない!
常に心と心で真っ直ぐ繋がろうとするので、癖のある人物も彼の虜になって仲間となり協力していくことになる。和合協調、皆の力を借りて進もうという、こちらは徳人。
だからといって

さあ、あなたは才人ですか?徳人ですか?
ではないのですよね。
レベルの差はあれ、皆両方持っている。これらは陰と陽だから。
ただどちらの比重が大きい?で、誰もがどちらかに傾く。
先祖の徳分を持って生まれてきた人は、生まれながらに財があったり、人に好かれたり、人脈が広がったり・・・
才人・徳人、いずれにせよその持って生まれた才なり徳なりを最大限有効活用し、小さい方を補えばいい。
良くないのは、どちらか一方だけが肥大してもう片方がおざなりになること。完全に0:100になることはないけれど、そこに近付くにつれて連鎖的に色々なものがバランスを崩し、そして瓦解が始まる。
調舒星中殺
ところでその才人側、うちは一族について滔々と語られる場面があるのですが

千手一族(徳人側の流れ)が術ではなく愛情を力としているのに対し、うちは一族は術の力を第一としていた。
しかし本当のところは、うちは一族ほど愛情深い一族はいないのだ。だからこそうちははそれを封印してきた。

一旦うちは一族のものが愛情を知ると、今まで押さえつけてきた情の開放がなされる。千手一族のそれをも超えた愛の力に目覚めてしまう。
これがやっかいで、強すぎる愛情は暴走する可能性を秘めている。その愛を失った時、それ以上の憎しみに捉われて人が変わってしまうのだ。

うちはには繊細なものが多く、強い情に目覚めたものはほぼ闇に囚われ悪に落ちる。闇が深いほど一族に受け継がれる特殊能力が強くなり、手が付けられなくなる。
って
どうですかこの調舒星中殺の解像度の高さー!?笑
いやいや、この話に調舒星中殺なんて言葉はもちろん出てこないのですが、このサスケ君。
話が進んで人物像が明らかになればなるほどすっごい調舒星中殺でしょ!感が増すのです。
もっといえば丁巳の人で、甲の守護神透干で、宿命二中殺、さらに宿命冲動(納音、天剋地冲でもよし)やな!?と思うなど・・・
それはともかく、一族丸ごと調舒星中殺。
なんと面倒臭い一族であろうか!(笑)
この調舒星中殺についてちょっとだけご説明しますと
- 神経が細やか、極端に繊細。
- 物質面で満たされても精神的に満足できない。しかし何とか満足感を得たいので、周りに自分を認めさせ強い影響力を持とうとする(承認欲求、自己顕示欲)。
- なのに常に隠れた存在でありたい。
- どの星よりも老成の心理状態。
- 内向的が度を超すと自●や心中、テロに走りかねない。
そもそも宿命中殺持ちさんは中庸、ほどほど、平均的・・・の枠に捕らわれない。というよりもその枠に収まるのが難しい。収まる気もない。何なら枠が見えていない。
なので極端から極端に走る。それも悪気なく真っ直ぐに。それがその人の正義。正義を貫くためには・・・というわけなので、暴走しやすい。だからこそ思いっ切り極端に走ってもいい芸術の世界などが勧められるわけですね。
もちろん “そもそも好き嫌いのこだわりがはっきりしている調舒星” が中殺され、その傾向が何倍も濃くなるので、(どうでもいいことはともかく)安穏と体制派に靡くようなことはない。社会の異端児であり何なら反逆者側となることもなんのその。
そしてその原動力は極端な情、極端に深い愛。

ってこういう調舒星中殺が私は大好き!もう大好物なんだってばよ!
では作者は
このお話、進めば進むほど

作者さんはサスケ君側からこの世界を見ているな
とひしひし感じられるのです。
もちろん主役はナルトですよ?でもそのナルトよりもサスケの解像度が高い。
そして調舒星中殺のサスケ(と勝手に決めつける・笑)から見たナルトは、輝かんばかりの太陽なのです。強烈に自分にないものを持っている。だから強烈に惹かれるし、叩き潰さずにはいられないほど腹立たしい。常に気になって仕方がない。
完全に陰から見た陽なのです。

では作者さんはというと

やはり調舒星中殺持ちさん。さらにもう一つ調舒星がある。そりゃあ解像度も高くなるって話ですよ。というかご本人の投影ですよね。
ついでに「王家の反逆児、平和期の孤児」である牽牛星中殺も。分かる分かる、分かるぞー!牽牛星中殺もお話のカラーにすごく出ているのです。もちろんサスケ君側にね。
でもこれ以上書くと長くなりすぎるので本日はここまで。
重要な余談
ちなみに
争うことは軍略の最終手段であり、下格の策。
徳人には才人を、才人には徳人を持って対処することで争いは終わる。それこそが軍略である。
というのが算命学の教えであり解釈。
陰と陽は互いに強く影響し合うもの。互いに足を引っ張り合うも可、良い影響を与え合い伸ばし合うも可。いずれにせよ互いに無視できない存在なのです。
本日もお読みいただきありがとうございました。





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