翁長沖縄知事の死去に思う『人生の生かし方』

 

 

 

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皆様どうもありがとうございます。

 

 

 

 

翁長沖縄知事が急逝されましたね。

 

翁長沖縄知事が死去 67歳 辺野古新基地反対を貫く

 

心から哀悼の意を捧げたいと思います。

 

 

国の沖縄に対する戦中から続くあまりにぞんざいな扱いに断固として立ち向かい、大きな力に屈することなく、生涯最後まで沖縄のために戦うことに全力を尽くされた姿に、私は常に畏怖の念を抱かざるを得ませんでした。

 

というわけで以前からこの故翁長知事には興味があり秘かに応援していたので、当然この型の命式も随分昔から見ていました。

 

最初に見た時に

 

何とまあ政治家らしい命式なのか、そりゃ断固として真っ直ぐ戦われるわけだわ 

 

と思ったのを覚えています。

 

 

この方は 庚（かのえ）＝金性 の人。

 

非常に現実的で前へ前へ打って出る積極的行動派。

そもそも庚の人は闘争能力があり、イメージでは戦うスーパーヒーロー。

その性質が命式内で下から火に焙られることで強く刺激を受け、より強力に出てきます。

 

その上更に干合によって虚気の天干金性一気格。

思考がストレートに戦闘モードに入りがちで、相手が強いからと言って尻尾を巻いて逃げるというのは考えにくい。

 

自分の価値観、世界観、方向性やペース、やり方をしっかり持っていて崩れず、人々を惹きつけ、まとめ、リーダーとして率いて行く能力があります。

劫財＋帝旺 が中心に来る人はまさにそういう意味で政治家に向き、更に 宿命大半会 があることで思考＆行動のスケールが大きくなります。

 

それに加えて晩年期の 正官。

正官は自らの役目、責任をきっちり最後まで果たすことにプライドをかけ、それによって品位品格が上がる星であり、集団の中で規律を守りつつ行動・攻撃できる能力を表します。

 

故翁知事にとってそれはつまり　

 

沖縄を守り、人々の正当な権利を回復することこそ社会における自分の役割であり責任だ

 

と考えられたからこそ、最後まで力強く真っ直ぐ戦い抜かれたのでしょう。

 

そういう意味でもこの方の

 

『 命式の使い方、持って生まれた性質・星を限界までとことん使い切る生き方 』

 

には本当に舌を巻きます。

 

 

けれどもこれは

 

この命式を持って生まれたら皆こうなるんだよね～ 

 

という話では 全くありません。

 

 

繰り返しになりますが

 

人生の基本公式：

 

人生・運勢 ＝ 　　　宿命（ 持って生まれた変えられない部分 ） 　　　　× 環境（ 意志、選択などによって自分で変えられる部分 ）

 

（ 注：四柱推命・算命学の管轄領域はこの 宿命の部分の解析、読み取り です。）

 

 

であり、意志・選択などによって自分で変えられる部分　において自分自身を投げ出すことなく、堕落することなく、とことんまで使い切った上でのこの人生なわけです。

 

実際、たとえば政治家として申し分のない素晴らしい命式を持っているにもかかわらず、真夏の路上の片隅で、生乾き状態で転がっている犬の糞みたいに成り下がっている人もいるわけです（犬の糞に失礼）。

 

 

誰とは言わないが

 

 

自らの延命のみを念頭に強犬の靴底を率先して舐めに行くような人生を送るのか

 

自身の “ 社会における考えうる最高・最善の役目 ” を認識し、そこに全力投球して人生を捧げるのか。

 

 

これば別に政治家に限ったことではありません。

 

命式云々よりも、自らの意思の在り方で人生最後まで、風当たりの激しさをものともせず人はこれほどに毅然として力強く凛々しく生きることができるのだということを目の当たりにし、襟を正す思いで私も自分の人生に真っ直ぐ向き合いたいと再確認させられる、そういうありがたい存在の方でした。

 

 

ご冥福を心からお祈り申し上げます。