私は最近では 自分がどんな人物と関わるか、付き合うか に非常に気をつけているので、なかなか 陰転 の実例を目にすることがありません。
陰転とは、四柱推命でいう通変星や十二運勢の性質があまり好ましくない形で表面化すること。
宿命に良い悪いはないと常々申し上げているように、自分が
おっ、この人はいいな、素敵だな、好きだな と思える人の 宿命の定型 というものは ない のであって
どんな人でも宿命を活かして自分の本質を素直に生きている人は素敵だし、私は単純に好き なのです。
逆に 宿命の陰転度が大きい人。
これは離れるしかない。
というわけで私の周りでは具体的な陰転例を目にすることは殆どなく
あんなに具体的にくっきりはっきり冠帯の陰転を目の当たりにしたのは初めて
という 不意打ち的にいきなり遭遇した冠帯の陰転例 について書きます。
冠帯 の特徴の一つに 反骨精神 というものがある。
冠帯は 精神年齢、心の在り方でいうと 青年。
青年は自分の夢や希望を大きく強く持つものの、実社会での経験が乏しいことから
自分のあり方・希望を貫くために社会通念・常識なんて砕いてやれ！という勢いと反発心 がある。
だからこそ 何かを始めたら少なくとも3年は継続して経験と力をつけ、反発心だけでがむしゃらに突き進むのではなく、実力と勢いを両方備え持つとその良さがガッと出る。
一方 私が目の当たりにした 冠帯の陰転 は
反発が目的になってしまった反発
文句を言うことが目的になってしまった文句
そこでは「 自分はこうなのだ・こうありたい、だからそれは違うと思う 」の〈 自分はこうなのだ・こうありたい 〉が 完全に抜け落ちていた。
反骨精神の〈 骨 〉が消え失せた得体の知れないナニモノか であった。
（ 現実的にも30歳を超えても何もしていない人だった。大学も出ない、就職もしない、仕事に向けて努力をするでもなくひたすら都合の言い言い訳を垂れ流すだけの毎日を送る人。 ）
私がそこで視覚的に感じたのは、まるで木のうろの木がないバージョン、つまり うろ だけ。
空っぽの空洞。
何かが捻れているんだろうか？と思ったが、捻れる「 何か 」が存在せず何も感じ取れなかった。
とにかく空洞。
これまでの人生で蓄積されてきた何か、というものがなく空っぽ。
人は何もせずただ食って寝て垂れるだけの生活を30年続けると、こんな風になるのか！と未知との遭遇状態で大変な衝撃でした。
大変な気持ち悪さを感じながら
あ、これは以前私が人生で唯一経験したセクハラ、その張本人であるジジイを前にした時に感じたのと全く同じ種類の気持ち悪さだ
と気付いた。
その 冠帯陰転さん にセクハラされたわけでは決してない。
ただ 両者が根底で私に発信してくるメッセージが全く同じ だったのだ。
それは
あなたの存在が私の内側（ 性欲、コンプレックス、弱さ ほか ）を刺激したのだから
あなたが私の機嫌をとって私の気持ちをどうにかしてくれ
と言うもの。
誰にでも性欲はあるだろうし、コンプレックスも弱さもある。
それ自体は何も悪いことではないし、私を見て勝手に欲情しようが、私を見て勝手に自分のコンプレックスを刺激して負けを感じ苦しい思いをしようが、私の知ったことではない。
何故ならそれは私の世界の私の問題ではなく、本人たちの世界における、本人にしかどうにかしようがない案件だから。
私に相手を加害する意図や言動があったのであればまた話は全く別。
そうでなく 単に私の存在自体が引き金なのだ と言うのであれば
〈 自分の世界 〉と言う枠、私と言う別の人間と自分との間の線引きを勝手に超えてきて
『 お前のせいでこうなった、だからお前がどうにかしろ 』
とこちらに自分の問題をぶつけてくる のは、こちらにしてみれば
何もしていないのにいきなり顔面に石をぶつけられるような攻撃 であり
とんでもなく気持ちの悪い甘え であり
分かりやすく言えば・・・
明日に続く
応援ありがとうございます♪ 
コメント
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＞せいらさん
そうです、冠帯＝天南です。
調舒があると隅々まで拾ってしまうのでズタボロになりますね（ｉДｉ）
ところで調舒も毒舌という面がありますが、天南の毒舌とはやっぱりカラーが違いますよね。
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天南星のことですね。
陰転するとホント迷惑ですよね～！
しかも私は調舒星。傷だらけになります。